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令和03年05月31日

ようこそ茶業専攻へ

2021年度の茶業専攻の様子です 

 
4月に入校してから専攻が決まって間もなく一番茶の収穫が始まり、あたふたしていた茶専攻一年生も今では乗用型管理機の操作も何とかできるようになりました。
収穫した新茶は、水曜販売にて購入できます!

 

2020年度の茶業専攻の様子です

【春の実習2】
3月も半ばになり、1番茶にむけての茶園管理をおこなっています。

今回は初市に出すため、茶園の一部をトンネル被覆します。まずポールを設置して

タフベルと呼ばれる半透明の資材で被覆します。これにより内部の温度が上昇し、茶芽の生育が促進されます。

また、防霜ファンが正しく稼働するか、研究員の方にチェックの方法を学びました。
 

一方、収穫が終わったなばなはすっかり花盛りになりました。

その菜の花を使って花き専攻の学生の指導のもと、卒業式用の飾花を行いました。

鉢植えブロッコリーと合わせて玄関に飾りました。

【春の実習1】
暖かい日が続くようになりました。2年生の卒論発表も終わり、実習は一年生だけとなりました。

今年最初の茶園管理として、1回目の春肥施用を行いました。

なたね粕を「ふりっこ」と呼ばれる一輪の器具で施用しました。

一方、研究所の紹介で、鈴鹿市で椿油を搾る機械を所有している方(写真右)を訪問しました。
実習の合い間に集めた「茶の実」の油を試しに搾ってみるためです。

少しでも油を搾りやすくするため、臼で茶の実を砕きました。

その砕いた茶の実を、約1㎏づつ小分けにし、

蒸し器で15分間蒸しました。

それを約10トンまで圧搾できる圧搾機に入れ、油を搾りました。
 

それでも搾れた茶の実油はごくわずかでした。
機械を所有する方からは、「茶の実を乾かしすぎないこと、水に沈んだ実を用いたほうが良い」などアドバイスをいただきました。これを参考にもう一度チャレンジしたいです。
【冬の実習2】
今回も冬の実習を紹介します。

茶園の雪景色です。
 

昨年草刈りした空地をトラクターで耕耘しました。

茶園周辺を掃除した際に出た落ち葉や枯れ枝を、トラクターで一か所に集めました。
 

使わなくなったビニールハウスは、みんなで解体しました。

解体し終わった様子です。
 

一日実習では、昨年蒸して冷凍した一番茶の葉を解凍し、自分たちの感覚で加工してみました。

また、研究所の火入れ機械「めい火」を使わせてもらいました。今までは感覚でほうじ茶を作っていましたが、この機械を利用して温度や時間、風量、回転数など変えてほうじ茶を試作することができました。
 

さらに、試作したほうじ茶の色も測定し、香りや味と色の関係について調査しました。これらの結果をプロジェクト活動の一つにつなげていきたいと考えています。
【冬の実習1】
本格的な冬の季節になってきました。

12月中旬、鈴鹿の山にも雪が積もりました。
 

茶園まわりや樹の根本に残っている草を取り除きました。

冬は温かい「ほうじ茶」が喜ばれます。写真はお茶をほうじるている作業です。

今年の締めくくりとして、実習で作ったお茶のサンプルを集め、みんなで評価しました。

一方、「なばな」は毎週水曜日におこなわれる水曜販売に合わせ、収穫をおこなっています。

収穫した「なばな」は、花き専攻の現場教室を借りて調整をおこないます。

収穫後、月に1回程度、追肥をおこないます。

今年最後の水曜販売です。お茶の試飲も用意しました。

年末に近いこともあってか、お客さんも普段より多いようでした。

最後は、終業式前にみんなでおおそうじをしました。写真は校舎周辺の溝をそうじしている様子です。
【産地実習】
 
今回は、産地実習で三重茶農業協同組合へ視察研修に行ってまいりました。

当日は三重茶農協の参事さんに対応していただきました。
 

特別に当農協で斡旋している荒茶の見本9種類(1番茶,2番茶,秋番茶の各煎茶、かぶせ茶、もが茶)を見せていただきました。

写真は注湯して香りの違いを確認しているところです。

こちらは滋味を確認しているところです。

次に、仕上・加工施設に案内していただきました。施設に入る前はマニュアルどおり着帽、手洗い、消毒、ローラーかけなどしっかりおこないました。

普段の実習で使用している機械とは規模も種類も格段に違います。

最後にお茶を保管する冷蔵庫も見学しました。すべてコンピュータで荷口ごとに管理されています。

冷蔵庫の中も見せていただきました。中は2℃で管理されているそうです。

【なばなの収穫・調製研修】
 なばなを定植して一か月がたちました。今回、初収穫を前にJAの方に来ていただき収穫・調製 
 の研修会をおこないました。

最初にいただいた資料をもとに収穫・調製作業の概要を説明していただきました。

今回は摘芯したものを収穫します。

まずJAの方に指導していただきながら、試しに摘芯してみました。

そのあと、全員で本格的に作業に入りました。

次に場所を移して、調整方法の指導を受けました。
 

最後にみんなで調整作業を行いました。今回収穫したものはJAを通して出荷しました。これから冬の間は適時なばなの収穫に取り組んでいきます。
【お茶の販売再開】
 中断していた水曜販売でのお茶の販売を再開しました。

二番茶に続き、秋番茶も篩分けなどをおこない、仕上げました。

仕上げたお茶を乾燥機で加熱乾燥し、お茶特有の香味を発揚させます。この作業は「火入れ」と呼ばれます。

最後に「火入れ」したお茶をパック詰めして商品のできあがり。

こちらは紅茶の仕上げです。ティーパックに詰めて販売するため、篩を用いいて細かく刻みますす。

紅茶をブレンドして袋詰めする前に、各紅茶の味や香りなどを確かめました。
 

一方、お茶の一部は、焙煎してほうじ茶としても販売します。写真はお茶をほうじている(焙煎)様子です。

さらに水田作コースから購入したもち米「あゆみもち」を釜で炒ってお茶と混ぜ、玄米茶もつくりました。

こうして、6種類の商品をそろえてを始めました。

 

【秋の実習3】
秋番茶も終了し、今年の茶園管理は終盤を迎えています。

すそ刈作業もこれで今年は最後です。より丁寧におこないました。

こちらは幼木の刈落とし作業です。冬の強風で株が揺さぶられるのを防ぐためある程度の高さで刈落とします。

成園では樹冠面を整えるため、整枝をおこないます。かまぼこ型の茶園は、アーチ型になった可搬式の刈りならし機を用います。

一方、水平に近い樹形の成園では、摘採と同様、写真のように乗用機械で整枝します。

また、茶樹が植えられていない空地では雑草がよく生い茂っていたため刈払い機で除草しました。

一方、こちらはなばな畑です。なばなの生育とともに雑草も生えてきましたので、畝間は耕運機で、せまい株間等は三角ホーや手で除草しました。




【秋の実習2】
10月上旬から11月中旬まで2年生が農家実習にいっているため、1年生のみの実習になっています。

秋番茶の摘採です。これが今年最後の収穫となります。

摘採した茶を収納する袋の交換です。作業にも慣れてかなりスムーズになりました。

茶葉を蒸す工程です。1番茶に比べ茶葉に厚みがあるため、良く蒸しました。

精揉工程です。今回の作業はすべて1年生が行いました。

今年最後の製造も終了し、丁寧に機械を掃除しました。

また、今回は茶業研究室(亀山市)の研究員
の指導で、紅茶の製造方法の基本を学びました。茶葉も紅茶品種を用いました。

揉捻機も4連の紅茶専用のものを用いて、丁寧に時間をかけて揉み込みました。

揉捻後、静置して発酵をすすめました。写真は紅茶品種の1つ「べにほまれ」です。

その後、発酵止めと乾燥のため、乾燥機で加温、乾燥させました。

最後に研究員の方たちと、出来上がった紅茶
の飲み比べをしました。それぞれの品種特性
が出ており、良い仕上がりになったと思います。

【秋の実習1】
日中はまだ暑い日もありますが、ようやく朝晩は涼しくなってきました。 

冷蔵庫に保管していた2番茶を仕上げました。まず、総合仕上げ機でふるい分けしました。
 

ふるい分けした大きめのお茶は切断機にかけてから、手作業でふるいにかけます。

その後、色彩選別機で葉と茎に仕分けし、火入れするまで冷蔵庫に保管しました。

また、茶園では秋肥としてなたね粕の施用もおこないました。

一方なばなは、野菜専攻の育苗用ハウスを借りて育苗し、毎日のかん水も野菜専攻の学生たちにお世話になりました。なお、追肥(液肥)は茶業専攻の学生がおこないました。

定植の時期が近づき、なばなの栽培予定ほ場をトラクターで耕耘しました。

そのあと、肥料を散布した後、畝たてを行いました。

最後にみんなでなばなの苗を定植しました。
 




【夏の実習2】
連日猛暑が続く中、引き続き夏の実習を紹介します。

刈払い機の操作研修を終えたばかりの1年生が、早速除草作業をおこないました。

暑くて大変な時期ですが、秋番茶にむけて、良く伸びたつる草をしっかり抜き取ります。
 

茶の枝葉も良く伸びるため、すそ刈もおこないました。
 

土壌改良のため、数年ぶりに苦土石灰を散布しました。

8月下旬、松阪市にある「茶来まつさか株式会社」さんを訪問しました。写真は中村社長さんから製茶機械の説明を受けている様子です。
 

冬は茶園での作業が少ない季節です。そこで今冬は「なばな」づくりにチャレンジしま。そのためまず播種作業をおこないました。

【夏の実習】
2番茶も無事終了し、今回は夏の実習を紹介します。

プロジェクトや試験で製造したお茶の審査を行いました。写真はお茶の形や色を審査している様子です。

こちらはお茶を湯で抽出し、その香りを審査している様子です。研究所や普及センターの職員の方たちと行いました。

また、自分たちでつくったお茶と市販のペットボトルのお茶とも比較してみました。

2番茶後に「お礼肥」として肥料を散布しました。このあと出てくる3番茶芽は、摘採しませんが来年の一番茶の土台となる大切な葉になります。

茶園での作業中に鳥の巣と卵を発見しました。
 

夏は病害虫が最も多く発生する時期です。写真は顕微鏡で葉の裏についた小さな害虫を観察している様子です。

今日は他の専攻で実習を行いました。2年生は果樹専攻で販売用のリンゴの袋詰めを行いました。
 

一方、1年生は花き専攻で鉢植え作業を行いました。ちなみに右側が茶業専攻の学生です。
 


【2番茶】
 6月下旬から7月上旬にかけて二番茶の摘採・加工を行いました。今年は雨の日が多く、
 雨の合い間を縫っての作業となりました。
 

品質向上のため7~10日ほど被覆しました。被覆した真ん中の畝の方が、無被覆の左の畝と比べると、葉が濃い緑色をしているのがわかります。

雨の合い間を狙って乗用型摘採機で素早く摘採しました。今回は1年生が主体に摘採しました。

一方、加工は2年生が主体に行いました。写真は茶葉を蒸している様子です。葉の状態を見て蒸し加減を調整します。

こちらは揉捻工程です。お茶の味がよく出るように、ここでお茶をしっかり揉み込みます。

最後の精揉とよばれる工程です。この工程を経ると細くてピンと伸びたお茶になります。
 

紅茶づくりも行いました。機械摘みの他、一部は手摘みもしました。

紅茶の場合は、緑茶のように蒸さずに、一晩ほど寝かせて萎凋(水分を飛ばす)させます。

翌日、萎凋させた茶葉を揉捻しすることで酸化(発酵)を促進させます。

発酵具合は、見た目や香り、温度などで確かめます。
 

発酵が充分すすんだと判断したら、発酵止めと保存を兼ねて乾燥機で乾燥させ、一旦秋まで保存します。
【新茶の販売と2番茶にむけて】

新型コロナウィルスの影響で中止していた水曜販売を6月3日から再開し、茶業専攻でもさっそく
新茶を販売しました。
また今月の下旬にはまた2番茶が始まりますので、それにむけての各種作業も行っています。

 


水曜販売の再開に合わせ、新茶の袋詰めをおこないました。
 

水曜販売では新茶の他、ほうじ茶や紅茶も販売しました。

良く晴れたある日の茶園の様子です。

まず、整枝作業を行いました。二年生の指導を受け、一年生が乗用機械に乗って作業をしました。
 

次に、裾刈り機で茶樹のすそを刈り揃えました。

裾刈りのあと、畝間に肥料をまきました。

最後に、耕運機で土と肥料とよく混ぜました。
 

また、これから夏にかけつる草がどんどん伸びてくるので、つる草も適時取り除きます。


 



【新年度の実習が始まりました】

今年は新型コロナウイルスの影響で休校もありましたが、一番茶の実習を無事行うことができました。


写真は今年度、茶業専攻に入った1年生が、新芽の調査を行っている様子です。
 

そのあとお茶を摘採しました。これは可搬式摘採機を用いて二人で摘採する従来の摘採方法です。

こちらは近年普及してきた乗用型茶摘採機による摘採です。一人でも摘採が可能で作業効率も格段にあがりました。

摘採した茶葉は速やかに茶工場へ運び、加工するまで茶葉が痛まないよう、一旦生葉コンテナに入れます。

茶工場内の様子です。茶葉は様々な機械による工程を経てお茶(荒茶)に加工されます。
 

「白葉茶」(学生が観察している畝の右部分)づくりにもチャレンジしました。強遮光(遮光率99.9%以上)により葉の色が白っぽく見えます。味は玉露を上回る旨味が期待されます。

紅茶づくりについて学んでいる様子です。前日摘採した茶葉を一晩ブルーシートに広げて寝かせ(萎凋)、加工します。

一番茶の最終日は、二人一組になって少量のお茶を用いて加工しました。


 



2019年度の茶業専攻の様子です

【来年度にむけて】
 今年度の専攻実習は3月6日に終了しました


早咲きの河津さくらはすでに満開です。
 

3月6日は卒業式。花き専攻の花で卒業式用の花をアレンジしました。

プロジェクト活動の準備で、害虫のフェロモントラップを設置しました。
 

今春は新たに茶を植えます。定植予定のほ場を荒く耕耘したのち、大きな石や伐根した茶樹の残渣などを取り除きました。

そのあと土づくりのため、牛糞堆肥を全面に散布しました。

最後にトラクターでよく耕耘し、整地しました。


【冬から春の作業】
 本格的な春にむけ、準備を始めました。


茶樹が植えられていないほ場は、雑草が生える前にトラクターで耕耘しました。
 

建物まわりの剪定した樹の枝等を片付けました。

最初の春肥である、なたね粕を散布しました。
 

そのあと耕耘し、しっかり土と肥料を混ぜました。

幼木園で欠株のところを補植しました。

 
来年度のプロジェクト活動について、研究所の方と打合せをしました。


【西山まつり&農大祭】
 年に一度の西山まつり&農大祭が12月7日(土)に開催されました。当日はくもり空で寒い一日でしたが、大勢のお客様に来ていただきました。茶業専攻では、「サンルージュゼリー」
「抹茶ボールクッキー」の試食や、各種のお茶試飲・販売を行いました。


サンルージュゼリーづくりです。サンルージュの葉を煮出した色は黒紫色をしています。

そこへレモン果汁を入れると鮮やかなピンク色になります。
さらに砂糖と寒天を入れて冷やせばサンルージュゼリーの完成です。
次に抹茶ボールクッキーづくりです。粉末茶と薄力粉、砂糖、サラダ油をよく混ぜます。

それを適当な大きさに丸めて、オーブンで焼きます。
焼き上がりです。香ばしいお茶の香りがします。

サンルージュゼリー、抹茶ボールクッキー、お茶の試飲をしました。好評で完食でした。

お茶の販売も好評でこちらも完売しました。


【久々の水曜販売】
これからの寒い時期に向け、久々に水曜販売に参加しお茶を販売しました。


木茎分離機で、お茶を葉と茎に選別します。

お茶の香りをより引き立てるため、乾燥(火入れ)を行います。

茶期や、品種の異なる茶を適宜合組(ブレンド)します。

紅茶はティーパック用に篩いを用いて細かく切断(摺り切り)します。

各種のお茶を詰めにし、販売しました。今回は
「煎茶」「ほうじ茶」「紅茶」を販売しました。


 
お客様に試飲もしていただきました。試飲には他の専攻の学生にも応援していただきました。


【秋肥と秋番茶】
ようやく秋めいてきました。今回は秋肥の施肥作業と秋番茶の摘採加工を行いました。


抜けるような秋の青空です。
 

秋肥の施用です。秋肥は来年の一番茶の栄養源になります。

施肥後は肥料と土がよく混ざるよう、耕耘します。
 

乗用型機械による摘採です。一、二番茶の頃に比べかなり上手になりました。

秋芽は徒長枝(夏場に長く伸びすぎた芽)が多いため、二段刈り(高さを変えて2回刈る)しました。

収穫した茶葉を直ちに蒸して荒茶に加工しました。これが今年最後の加工となりました。


【夏の作業】
今年の夏は雨も比較的多かったせいか、三番茶芽(摘採しないが来年の一番茶の土台となる大切な葉)の生育も良いようです。
しかし、雑草やつる草も良く繁ったため、それらの除去作業を頻繁に行いました。


特に茶の樹が植えられていないほ場は、雑草がよく茂ったため、刈り払い機を使って除草作業を行いました。
 

除草後は、トラクターで耕耘しました

いもづるなど、つる草類も茶株面を覆うほど茂るので、できるだけ根元から手で抜きました。
 

よく伸びた枝葉は10月頃の秋整枝までほおっておくと大きくなりすぎるので、軽く整枝しました。


⑳二番茶


今回、二番茶は一年生主体で行いました。写真は乗用型摘採機で摘採している様子です。
 

摘採した葉は、ただちに工場に運ばれ、「蒸し機」で蒸しました

「揉捻機」とよばれる機械で茶葉をしっかりと揉み込みます。
 

「精揉機」で、煎茶らしい細くピンと伸びた形に整えます。

最後に乾燥機で乾燥させ、「荒茶」ができあがりました。「荒茶」を一旦、冷蔵庫に保管し、後日販売する前に「仕上げ」を行います。

二番茶の合間に、「サンルージュ」という品種のお茶も摘みました。「サンルージュ」は、赤い色で素眼精疲労の効能が期待される「アントシアニン」を多く含みます。新芽が真っ赤になることからこの名前がついたそうです。


⑲新茶の販売と二番茶に向けての管理


荒茶を、篩分けや葉と茎との選別、火入れなど販売用に仕上げ加工をおこないました。

仕上げたお茶を計量し、袋詰めを行います。

こちらが出来上がった「新茶」商品です。

さっそく毎週水曜に開催される「水曜販売」で新茶を販売しました。

一方、一番茶後もいろいろ作業が続きます。これは整枝と呼ばれる樹冠面を整える作業です。
こちらは施肥と耕耘を同時並行で行っているところです

⑱令和最初の一番茶
 元号が変わり、5月から一番茶の摘採を行いました。

摘採間近の茶園です。
 

可搬式摘採機で茶葉を摘採している様子です。

こちらは乗用型の機械で摘採している様子です。2年生の指導を受けながら、1年生が初めて機械を操作しました。

紅茶づくりも行いました。前日摘採した茶葉を屋内に広げて萎凋させます。

萎凋した茶葉を揉捻機でよく揉み込みます。
 

揉み込んだ茶葉を再び室内で静置して発酵をすすめ、最後に乾燥機で乾燥させてできあがり。このあと冷蔵庫に保管して秋に仕上げ、乾燥(火入れ)させます。

⑰新入生の実習が始まりました。
 新入生の専攻コースが決まり、本日から本格的な実習が始まりました。

一番茶の新芽の生育の様子です。
 

寒冷紗を用いて被覆作業を行いました。遮光することにより、茶葉の緑色がより濃く、旨味が増したお茶がつくられます。

新芽の生育調査の様子です。この調査で、被覆や摘採時期などを把握することもできます。

昨年秋に試験場で導入した新しい乗用型摘採機を試乗しました。この一番茶から稼働する予定です。






 

 

 2018年度の茶業専攻の様子です

⑯春の管理が始まりました
 このところ暖かい日が続くようになってきました。冬の間は研究員の方達と、茶園管理以外
 のことに取り組んできましたが、2月の終わり頃から本格的な茶園管理が始まりました。
 

春肥として、なたね粕を施用しました。これから本格的な茶園管理が始まります
 

これまでの作業①
茶園の法面に防草シートを張り、危険場所にはトラロープを張りました

これまでの作業②
生育不良の茶樹は抜根し、改植する準備をおこないました。

これまでの作業③
冬の間、時間をかけて倉庫等の整理整頓を
おこないました。特に大きなモノは解体して廃棄しました。

これまでの作業④
整理整頓して空いたスペースに、新た被覆資材を収納する棚を設置するため、鉄管パイプを組み立てました。

これまでの作業⑤
昨年挿し木した茶苗を、バーミキュライトやピートモス、鹿沼土等を混合した土を別の鉢に入れ、そこへ移植する作業を行いました。

⑮玄米茶づくり
 今日は玄米茶をつくりました。玄米茶というと玄米を使用するイメージですが、一般には
 精米を使用するそうです。
 今回は水田作コースが生産したもち米(あゆみもち)を使用しました。 

昨年はもち米をフライパンで炒りましたが、今回は「釡炒り」に挑戦しました。

釡の温度を赤外線温度計でチェックします。

こにようにして、釡でもち米を炒ります。

 

こちらが炒ったもち米です。

玄米茶にブレンドするお茶も平行して火入れ乾燥しました。

最後に炒ったもち米とお茶をブレンドして玄米茶の
できあがりです。

⑭機械のメンテナンス
 今日は、機械のメンテナンスについて簡単な実習をおこないました。

まずエンジンオイルの交換を行いました。写真は古いエンジンオイルを抜いているところです。

そのあと、新しいエンジンオイルですすぎ、改めて本注入しました。

次にラジエーターの冷却水(クーラント)の交換を行いました。

エンジンベルトもチェックし、最後にエンジンを始動させ確認しました。

これはディーゼルエンジンのトラクターです。今回初めて
脱着式のハンドルを駆動軸に差し込んでエンジンをかける方法を学びました。

最初は、ハンドルを離すタイミングに手こずりましたがすぐに「こつ」をつかみました。

⑬お茶の販売再開
 夏期の間休止していたお茶の販売を再開しました。今後商品がそろい次第、随時販売する予定
 です。 

冷蔵庫で保管していた「荒茶」を選別機で大きさを揃えたり、葉、茎、粉等に選別したりします。

選別したそれぞれのお茶を棚式乾燥機で「火入れ」をし、お茶の香りを高めます。

また、一部の茶は、ドラム式火入れ機で「ほうじ茶」に仕上げます。

仕上げたお茶は皆で試飲し、味や香りを確かめます。
写真や紅茶を試飲している様子です。

最後に計量して、茶袋に詰めて出来上がりです。

お客様に試飲をしてもらいながら対面販売を行いました。写真は県庁マルシェの時の様子です。

⑫茶園の整備実習を行いました。
 秋番茶も無事終わりました。今回は、来春、試験のため茶苗を植える候補地である、空き地の
 整備の実習を行いました。 

こちらが候補となっている空き地です。
 
、草刈り機のエンジンのかかり具合が悪かったので、修理しました。

草刈機が直り、早速草刈りを始めました。

また、スパイダーモアも草刈りに使用しました。

草刈りの後、トラクターで耕耘しました。先日、免許を取ったばかりで、良い実践練習となりました。

また、土質の確認も兼ねて、油圧式ショベルカーで土の
掘り取りなどの練習も行いました。

⑪紅茶の評価を行いました。
 今年の5月から7月にかけて製造したのち、室温で保管・後熟させた紅茶の評価を、
 大台町にある大台試験地で行いました。

今回は摘採時期や品種、製造方法などが違う9種類の紅茶について評価します。評価の前に、紅茶の評価方法について、大台試験地の方から説明を受けました。

早速、評価を始めました。最初に葉の大きさや形状、
重みなどを手に取って確かめました。

次に、香りを評価しました。個々の紅茶によって香りが違い、甘い芳香やさわやかな香りのものが高い評価となりました。

次に水色の評価です。熱湯を注ぎ3分ほど放置したあと茶殻をすくって評価しました。水色は鮮やかな紅色で濃厚なものが良いとされています。

最後に味を評価しました。渋味の中にも濃厚な甘味や旨味があるもの、後味が良いなどの紅茶が良いとされています。

評価が終了後、仕上の乾燥を行いました。各紅茶を適度にブレンドして販売する予定です。

⑩秋番茶の摘採・加工
 このほど、年間で最後のお茶となる「秋番茶」の摘採・加工の実習をおこないました。
 今回はこれまで使用した製茶機械より3倍以上の処理能力のある、茶業研究室で最も
 大きい製茶機械を使用しました。

 

夏場、十分育った秋芽を乗用摘採機で摘採しました。

 

機械を操作する前に、マニュアルを元に茶業研究室の方から使用方法等について教わりました。

早速加工を始めます。まずは摘採した茶葉を確認して機械の各種設定をおこないます。

 

これは茶葉を蒸す最初の工程です。品質に最も影響を及ぼす重要な工程のため、蒸し具合を入念に確認します。

各工程を経て最後に乾燥をおこないます。ここでは乾燥温度や時間をチェックしました。

 

加工終了後の清掃も大切な仕事です。特に蒸し機は残り葉が付着しやすいので入念に行います。



⑨荒茶官能審査に参加
 茶業研究室において、当研究員が試験研究で加工した荒茶の官能審査会に参加しました。
 審査会では、研究員や普及員の方達に指導をうけつつ、各荒茶の特徴について、目や鼻
 舌で実際に体験できる貴重な機会となりました。

外観審査
荒茶の形状や色沢を審査しました

香気の審査
熱湯で抽出したお茶の香りを嗅ぎ、評価しました。

から揚げ
茶殻を網ですくう「から揚げ」作業も体験しました。

滋味審査
お茶を口に含み、味を確認しました。

⑧GAP公開審査への参加
 9月12日、グローバルGAP認証(米)に取り組む明野高校で、公開審査が行われました。
 農大でもトマトのASIAGAP認証の取得をはじめ、今年度からGAPのカリキュラム化
 など本格的にGAPの取組みを始めたところです。
 今回、実際の審査を見学できる貴重な機会ととらえ、茶業専攻の学生も参加しました。

審査開始のミーティングの様子。審査は同校作物部の生徒9名がそれぞれ分担し、審査員と対面して行われました。

生産ほ場(水田)の検査。周辺の状況(他作物の作付や水路等)も含めて確認しました。

作物資材庫の確認。収穫した米の調整・出荷の流れの説明のもと、そこに潜む「リスク」について検証されました。

 

機械庫の確認。軽トラや田植え機、コンバイン、トラクター等の使用状況の確認もありました。

⑦夏場の作業

工場のそうじ
秋番茶の製造まで使用しないため、水洗いで機械のそうじを行いました。

 

除草
夏期は雑草がよく繁ります。特に幼木は生育への影響が大きいため、しっかりと除草します。

 

敷き藁

今年は梅雨明け後、例年にない猛暑が続いています。
幼木は干ばつに弱いため、株元に敷き藁を行いました。

潅水
さらに、幼木園にスプリンクラーを設置し、潅水も行いました。

 

⑥ウーロン茶づくりに挑戦
 

日干萎凋
茶葉を日光にあて、水分を急激に蒸発させ、発酵を促します。

室内萎凋
茶葉の発酵を適度に制御し、ウーロン茶特有の香気を得るために行う作業です。

 

殺菁
熱を加えて発酵を止めるための作業です。一般的に釡で炒りますが、今回はほうじ機を使用して行いました。

 

揉捻
茶葉の水分を均一にするとともに、柔らかくします。
その後、乾燥機で乾燥させウーロン茶の出来上がりです。

 

⑤プロジェクト学習について
 プロジェクト学習とは、実習の中で各自が課題を設定し、その課題を解決する方法を習得する取組みです。今回は、10月に開催されるプロジェクト発表会へ向けて、これまで取り組んだ内容を紹介します。

 

茶の畝ごとに、寒冷紗の被覆期間や遮光率を変えて、比較試験を行いました。

摘採した茶葉を、微量機と呼ばれる試験用の小型の製茶機械で加工しました。

加工した茶(荒茶)の品質を、官能審査(形状、色沢、香気、水色、滋味等を五感で審査する方法)で評価しました。

審査には、研究所の方々も加わり、それぞれ評価をいただきました。

機械を利用した分析調査も行いました。写真は成分分析計によるお茶の成分(水分、全チッソ、アミノ酸、テアニン、タンニン、カフェイン、ビタミンC、繊維等)を計測している様子です。

色差計を用いて、色相角度(茶の場合緑色みの強さ)、明度(色の明るさ)、彩度(色のあざやかさ)等も計測しました。
 

④紅茶づくりの実習をしました。

大台町にあるお茶の試験地です。こちらで紅茶づくりを実習しました。
 

前日の夕方に摘採し、一晩萎凋させたお茶の葉を揉捻機で揉捻します。

揉捻後、静置して発酵させます。
 

ある程度発酵したら、棚式乾燥機で乾燥させます。

これが出来上がった紅茶です。

早速、お湯で抽出すると、きれいな水色が出ました。実際は、ある程度貯蔵して後熟させると、青臭みが消え、まろやかさが増すとされています。

二番茶が始まりました。今年は一番茶同様、二番茶も1週間以上早くなりました。
 

一番茶が終了後、すぐに二番茶に向けて、整枝やすそ刈りをします。写真はすそ刈の様子です。
 

二番茶の新芽の生育を良くするため、施肥も行います。広い茶園ですが手で肥料を散布しました。

6月14日、二番茶の摘採を開始。研究所の人の指導を受けながら、初めて、乗用機械による摘採を行いました。

加工の機械操作も実習しました。

②5月に実習で製造した新茶を、農業大学校が実施する各種販売会で販売しました。
 おかげさまで、多くの方たちに購入していただきました。
 

新茶製品(左:煎茶、右:かぶせ茶)

水曜販売の様子

ピアゴマルシェの様子

県庁マルシェの様子

①一番茶の摘採加工について
 

今年は3月以降、温かい日が続いたため、一番茶の新芽は例年より1週間ほど早く生育しました。

5月1日に摘採しました。写真は乗用摘採機による摘採の様子です。

摘採後、さっそく茶工場へ運び、荒茶に加工しました。
 

荒茶をさらに、葉と茎を分け、葉の大きさも揃えた後、再度、乾燥(火入れ)を行い、ようやく「新茶」が出来上がりました。
   

 2014年度の茶業専攻の様子です

2014年プロジェクト学習について

 

二重被覆によるかぶせ茶の提案 ほうじ茶粉末を用いたドレッシングの提案

黄色粘着トラップによる害虫とクモの調査風景

農薬処理の様子

黄色粘着版に捕獲されたクモとヨコバイ

二重被覆によるかぶせ茶生産にトライ!

三重農研 茶業研究室で開発された

二重被覆を試作し、かぶせ茶の冷煎による楽しみ方を提案しました。

石臼で挽いたほうじ茶粉末を用いたドレッシングの提案

身近な二重被覆によるかぶせ茶の提案ほうじ茶を用いたドレッシング作りにチャレンジしました。

農薬が害虫とクモに与える影響を黄色粘着版を用いて調査しました。

影響の大きい薬剤と小さい薬剤を明らかにしました。

 

2014年8月6日 はじめての乗用管理機

 

始めての乗用管理機の様子

乗用管理機にトライ!

乗用摘採機(刈落機仕様)にはじめてオペレーション

写真はまっすぐ走る練習の様子、この後10aを整枝しました。

 

2014年3月6日 一番茶に向けた茶園管理

春基肥

雪舞う寒さや強風に負けず、

春の基肥の散布作業を行ってきました。

 

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松阪市嬉野川北町530
電話番号:0598-42-1260 
ファクス番号:0598-42-5835 
メールアドレス:nodai@pref.mie.lg.jp

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