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令和08年08月08日

北野遺跡
土師器生産のコンビナート

 北野遺跡は明和町の斎宮跡の東側に位置しています。これまでに数度におよぶ発掘調査が行われ、弥生時代から奈良時代にかけての竪穴建物や掘立柱建物などが多数検出されています。
 中でも注目されるのは、土師器焼成坑という遺構が非常に多くみつかっていることです。土師器焼成坑は、土師器を焼成するために使われた土坑(穴)で、平面形が三角形や台形などを呈し、床面や壁面が熱を受けて赤化していることが特徴です。
 北野遺跡では、こうした土師器焼成坑が220基以上も発見され、多量の土師器が生産されていたことがうかがえます。生産された土師器の多くは、斎宮に運ばれたと考えられます。
 なお、北野遺跡付近は古代の有爾郷にあたり、古くから伊勢神宮に奉納する土器を生産していたことが知られています。現在でも、伊勢神宮に納めるかわらけが生産されています。北野遺跡の存在も、こうした歴史との関係で考えることができるでしょう。
    
                    第4次調査 調査区

  
                     土師器焼成坑

おもな時代:弥生時代後期から奈良時代
遺跡の所在地:明和町蓑村・上野ほか
発掘調査報告書のリンク:
北野遺跡(第5次)発掘調査概報』(1996年)
北野遺跡(第2・3・4次)発掘調査報告』(1995年)
安養寺遺跡(第8次)・古堀遺跡(第9次)・北野遺跡(第9次)・露越遺跡(第10次)発掘調査報告』(2018年)
北野遺跡Ⅰ』(2024年)
北野遺跡(第12次)・曽祢崎遺跡(第3・4次)・鱗尾城跡・平生遺跡発掘調査報告
(2020年)
北野遺跡Ⅱ』(2025年)

本ページに関する問い合わせ先

三重県 埋蔵文化財センター 活用支援課 〒515-0325 
多気郡明和町竹川503
電話番号:0596-52-7034 
ファクス番号:0596-52-7035 
メールアドレス:maibun@pref.mie.lg.jp

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