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令和07年07月30日

粥見井尻遺跡
日本最古級の土偶が出土

 粥見井尻遺跡は、櫛田川中流域の山あいに位置します。平成8年度に国道の建設事業に伴って発掘調査が行われ、縄文時代草創期の集落跡がみつかりました。竪穴建物が4棟と、土坑(やや大きな穴)が16基検出されており、まだ調査例が少ない縄文時代草創期の集落の様相を知ることができる、良好な事例となりました。

 中でも大きな発見は、竪穴建物の埋土中から土偶が2点出土したことです。これは日本最古級の土偶であり、縄文時代の精神文化の展開を知る上で、非常に重要な資料といえます。ほかにも、縄文時代草創期の特徴をよく示す土器や石器が多数出土しています。

 こうした遺跡や出土遺物の重要性から、道路建設によって消滅する予定であったこの遺跡は、道路を高架にすることで現地で保存されることになりました。その後、県の史跡に指定され、現在は復元された竪穴建物が建つ史跡公園となっています。



おもな時代:縄文時代草創期
遺跡の所在地:松阪市飯南町粥見
発掘調査報告書のリンク:粥見井尻遺跡発掘調査報告(1997年)

本ページに関する問い合わせ先

三重県 埋蔵文化財センター 活用支援課 〒515-0325 
多気郡明和町竹川503
電話番号:0596-52-7034 
ファクス番号:0596-52-7035 
メールアドレス:maibun@pref.mie.lg.jp

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