学校到着後、センター職員で事前準備を行い、9:30頃に集合した児童と一緒に、職員が説明をしながら、みんなで土器、藁、泥を積み上げました。寒波が到来し、風が強い日だったので、藁の設置、点火に苦労しましたが、なんとか無事に火をつけることができました。
その後、児童は授業に戻り、センター職員2人で焼成を見守りました。何人かの児童は、休み時間に焼成の様子を見学に来てくれました。
担任の先生との事前打ち合わせで、6時間目の後半に児童全員で土器の取り出し作業を行うことを計画していました。焼成は順調に進み、児童が集合するころには土器をとりだせる状態になりました。みんなが見守る中、解説しながら覆いの泥を取り外し、土器を取り出していきました。割れてしまった土器はなく、焼成の度合いも、素材のテラコッタが上手く焼きあがった時の赤みをおびた色合いになり、全員の土器がよい状態でできあがりました。
事後のアンケートでは印象に残った点として「土器を焼くじゅんびをしたことです。なぜなら、昔の人もこんなふうにしてたのかなと思ったからです。」「土器のやき方です。特に土を上にかけた時です。なぜ土を上にかけなあかんのだろうと思いました。できあがった時は、土がかわいて、われていてびっくりしました。はじめて昔の土器のやき方が分かりました。」などの声が寄せられていました。
今年度、日進小学校では地元の出張遺跡をはじめ、県内の遺跡、遺物を紹介しながらの社会科学習、図画工作の授業での弥生土器づくり、覆い焼きでの焼成と3回の出前授業を行いました。埋蔵文化財センターでは、今後もさまざまな形態での授業支援を行っていきたいと考えています。


焼成後の土器(その1) 焼成後の土器(その2)

覆い焼きの様子