体験工房(勾玉づくり)
材料の滑石を3種類の紙やすりで削っていき、形を作りました。四角形の滑石から勾玉の丸みを帯びた形を作るのはとても大変です。みなさんできあがった勾玉をながめたり、首にかけたりしてとても満足そうにされていました。中には、見本として紹介した変わった形の勾玉を根気よく作り上げるお子さんもいました。
土器や石器にさわってみよう
縄文時代の土器や石器、弥生時代の土器、古墳時代の須恵器など県内の遺跡からみつかった資料を触ることのできるコーナーです。みなさん、本物を手にとって重さや硬さなどを比べて楽しんでいました。むかしの火おこしをやってみよう
木と木をこすり合わせ、まさつ熱で火をおこす「まいぎり式」で火をおこしました。まさつにより、火種ができたら、ほぐした麻につつんでうちわであおぎます。うまくいかなくてもやり直して、パッと火がつくと、みなさんから歓声がおこりました。
三重の遺跡パネル展示
三重県を代表する遺跡を紹介するコーナーです。今回は縄文時代から戦国時代までの5つの遺跡のパネルを展示し、各遺跡からみつかった資料とともに紹介しました。時代ごとに異なる土器や遺跡の様子を多くの方に興味深くごらんいただきました。バラバラをつなげ合わせてみよう!「土器接合」って何?
古墳からみつかった埴輪の一部を、表面の模様やわれ方をヒントにしながらつなぎ合わせるコーナーです。「かんたん」から「むずかしい」の3つのエリアから子どもたちに選んでもらい体験しました。いとも簡単に完成させる場面もあり、とても驚かされました。「レベル」って何?発掘調査のための機械、のぞいてみませんか?
発掘調査には欠かせない、地面の高さを測る機器、「レベル」の操作を体験してもらうコーナーです。測りたい場所2か所においた測量ポールに向けて機器を動かし、レンズのピントを合わせて測る体験をしてもらいました。上手に方向とレンズを合わせることができた画面を、子どもたちだけでなく、大人の方にも見ていただきました。みなさん「こんな風に見えるんだ」と興味津々の様子でした。「普段よく目にするこの機器が、何のために使っているのかを初めて知った」と話す方もいらっしゃいました。貫頭衣着用体験・写真撮影コーナー
弥生時代の人々が着用していた「貫頭衣」と呼ばれる衣装を体験できるコーナーです。当時の農具や田げたのレプリカとともに、水田風景のパネルの前で写真を撮影できるようにしました。当時の様子に思いをはせながら、多くの方に楽しんでいただきました。今回の「まいぶん祭2024」では、参加した子どもたちにワークシートを配布し、それぞれのブースで体験しことを証明するスタンプを押してもらったり、展示をよく見て解答したりするクイズに挑戦しました。どの子も熱心に取り組み、達成するともらえるプレゼントに迷いながら選ぶ姿もみられました。このイベントをきっかけに、子どもたちだけでなく、ご来場された大人の方も考古学に興味をもっていただけることを期待しています。