三重県松阪庁舎では1階ロビーのリニューアルに伴い、スペースの有効活用と活性化をめざした取り組みを進めています。その一環として今回、新しく展示ケースを設置し、松阪地域の遺跡を紹介するコーナーを設けることになりました。
第1回目の展示では、松阪市立田町、和屋町にある「朝見遺跡」の出土品を紹介しています。この遺跡では三重県農林水産部の事業にともない、平成22年から29年にかけて行われた調査で、標高の低い場所にはあまり見られない縄文時代の遺跡が発見されました。また、平安時代には耕地開発などに関わる重要な拠点があったことを想起させる遺構や遺物が出土するなど、貴重な発掘成果が得られています。
今回は縄文時代の土器や石器など、計18点を展示しています。なお、9月12日(木)12時15分頃から松阪庁舎1階ロビーにて、朝見遺跡についての解説も実施する予定です。みなさまのお越しをお待ちしています。