最初に当センターの職員が勾玉の説明を行い、「勾玉の形は何に見えるのでしょう?」という質問をしたところ、児童からは「月」や「牙」、「オタマジャクシ」、「陰陽」など積極的な意見が多く出されました。また、児童や保護者には亀山市上椎ノ木(かみしいのき)古墳や津市六大A遺跡出土の勾玉を見てもらいました。「本物をみることができてよかった」という声があり、実物を見ることで勾玉についての理解が深まったようです。
その後、児童は二つの教室に分かれて、勾玉づくりに取り組みました。完成すると「きれいにできて良かった」「お母さんと一緒に作れて良かった」などの達成感が得られたほか、「玉を削る難しさを知り、昔の人はどのように削ったのだろう」といった古代人の技術に思いを馳せる感想も聞かれました。講座や体験を通じて、授業だけでは得られない経験を積むことができたようです。
今後も親子活動等で本物の遺物を活用した体験を取り入れる機会が増えることを期待しています。
勾玉についての話
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勾玉の実物に触れてもらいました
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勾玉づくりの様子
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