令和6年2月9日(金)に、松阪市立大江中学校で出前授業を実施しました。対象は1年生から3年生の26人でした。
中学校のある松阪市小片野町周辺の地域や人々のくらしについて、地域の歴史資料や小片野新田遺跡の発掘調査からわかったことをもとにお話しました。古くは古墳時代前期から人々の営みがあったことや、平安時代を経て、鎌倉時代から室町時代にかけて集落が点在していたと考えられること、また、各地から土器や陶磁器などの物資が運び込まれ、人々との交流が盛んにあり、交通の要衝であったことなどを学びました。また発掘調査で出土した土器などを触って観察しました。生徒から「身近なところで土器が発掘され、触れられる機会があり、歴史に興味がわいた」「小片野の魅力がよく伝わった」「考古学に興味をもって、調べてみたい」などの感想がありました。