令和5年11月2日と5日に、四日市市にある県立北星高等学校で、出前授業を行いました。参加生徒は2日は24名、5日は30名で合計54名でした。
前半に職員が弥生時代の水稲農耕と定住生活について解説を行い、後半に「石包丁作り体験」をしました。石包丁は、滑石を紙やすりで石包丁の形に削って作成します。どの生徒も熱心に取り組んでいる様子が印象に残りました。その後、完成した生徒から「穂首刈り体験」を行いました。
アンケートでは、「弥生時代の人々が苦労して石器を作り上げて実用化され、生活が豊かになっていく過程を想像することで、現代の我々の生活が先人たちの努力の先にあるということを身に染みて理解することができた」などの感想があり、弥生時代の人々の生活を考えるよい機会となりました。