2月11日(土)、県指定文化財の田丸城跡で、今年度第3回「文化財のみかた連続講座」を開催しました。当日は青空の下、職員、サポートスタッフを含め、30名で田丸城跡の見学と、縄張り図という簡略な測量に基づいた現況平面図の作成を行いました。
最初に中世と近世の城の特徴を併せ持つ田丸城について、防御施設等にも注目しながら学んだあと、縄張り図のとり方を学習しました。その後、参加者はメジャーを使った「伊賀式」縄張り班、レーザー班、歩測班、平板班、GPS班と測量方法別に5つの班に分かれて実際に測量を行い、縄張り図の作成を行いました。
最後にもう一度全体で集合し、それぞれの班の成果を交流しました。参加したみなさんはそれぞれの測量方法の特色に関心を示されていました。特にGPS班が作成した3D図には驚嘆の声も上がっていました。
事後アンケートでは「現地での測量が初めてで、よい経験ができました」など、測量を実践できたことに対する満足の声をたくさんいただきました。また、次年度以降も同様の企画を希望される声も複数いただきました。
城跡内での解説の様子
測量のようす
当日、GPS班サポートスタッフが制作した画像
当日GPS班サポートスタッフが制作した天守台跡の3D動画