三重県埋蔵文化財センターが保管する考古資料の中から、令和3年度に報告書が刊行されたばかりの中野山(なかのやま)遺跡(四日市市)、居林(いばやし)遺跡(四日市市)、朝見(あさみ)遺跡(松阪市)の3つの遺跡から出土した遺物と令和4年11月に国重要文化財にふさわしいとの答申があった天白(てんぱく)遺跡(松阪市)の遺物を展示しました。
1 展覧名
三重の実物図鑑特集展示 三重県埋蔵文化財センター埋蔵文化財速報展 「土の中から『こんにちは!』」
2 会場
三重県総合博物館3階 三重の実物図鑑 (〒514-0061 三重県津市一身田上津部田3060)
3 会期・開館時間
会 期:令和5年3月11日(土)~4月23日(日)
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)
時 間:午前9時~午後5時
4 概要
1)中野山(なかのやま)遺跡(四日市市北山町)
縄文時代早期(約9,000年前)と古墳時代後期(約1,500年前)から奈良時代(約1,300年
前)が中心となる遺跡です。縄文時代の有舌尖頭器(ゆうぜつせんとうき)や奈良時代の水瓶(すいびょ
う)を中心に約25点を展示します。
2)居林(いばやし)遺跡(四日市市北山町)
弥生時代後期(約2,000年前)から古墳時代前期(約1,700年前)の遺跡です。弥生土器や土師
器(はじき)などを中心に約10点を展示します。
3)朝見(あさみ)遺跡(松阪市立田町、和屋町)
縄文時代中期末(約4,000年前)から鎌倉時代(約800年前)まで幅広い時代の生活の跡が残る遺
跡です。平安時代(約1,000年前)の鏡や「平成」の文字の書かれた墨書土器(ぼくしょどき)など
を中心に約20点を展示します。
4)天白(てんぱく)遺跡(松阪市嬉野釜生田(うれしのかもだ)町)
雲出川支流の中村川沿いにある縄文時代後・晩期(約 3,500年前)の遺跡です。その出土品の一部
は、令和4年11月に国の文化審議会から国重要文化財にふさわしいと答申されました。今回の展示では
三重県指定有形文化財の出土品63点を展示します。
5 主催
三重県埋蔵文化財センター・三重県総合博物館
6 観覧料
無料
<ただし三重県総合博物館の基本展示・企画展示観覧の場合は別途観覧料(基本展示一般520円 学生310円
高校生以下無料)が必要>
チラシ(PDF)
その他、詳しくはこちら
中野山遺跡 水瓶(すいびょう) 居林遺跡 手焙形土器(てあぶりがたどき)
朝見遺跡 瑞花円鏡 天白遺跡 埋設された土器