三重県埋蔵文化財センター嬉野分室で考古学イベント「まいぶん祭2022」を開催しました。天気にも恵まれ、29日227人、30日261人の参加者でにぎわい、大盛況の内に終了しました。
体験工房(円筒はにわづくり・勾玉づくり)
円筒はにわづくりでは、粘土で形を作り高さ20㎝ほどの円筒はにわができました。「初めてだったけど作れて楽しかった。」と声がありました。勾玉づくりでは、材料の滑石を3種類の紙やすりで削っていき形を作りました。「フェルトでつるつるに磨いて楽しかった。」と感想がありました。
円筒埴輪づくり 勾玉づくり
土器や石器にさわってみよう
県内の遺跡から出土した土器や石器を観察したり、触ったりできるコーナーです。縄文土器や円筒はにわ、勾玉などの本物を見てとても喜んでいました。また、子どもも保護者もスタッフの説明を熱心に聞いていました。
火おこし体験
木と木をこすり合わせ、まさつ熱で火をおこす「まい切り式」でチャレンジしました。火種ができたらうちわであおぎます。パッと火がついたら、子どもたちから笑みがこぼれました。何度もチャレンジする子どももいました。
古代の塩づくり体験
松阪の海岸で汲んできた海水を煮詰めた塩分濃度の高いかん水を使用しました。子どもたちはさらに煮詰めて水分を飛ばし、塩を作りました。少し味見をした子どもからは「おいしい。」との声がありました。火おこし、塩づくりなどでは、サポートスタッフも大活躍していただきました。