今年度の発掘調査で発見した遺構については、平安時代時代末期(約900年前)の道路や火葬穴を中心に、参加者に間近で見学していただきました。遺物については道路から出土した山茶碗や中国産の白磁椀のほか、同じく平安時代末期の掘立柱建物の柱穴から出土した京都系の土師器皿などを展示し、ご覧いただきました。
今回の現地説明会は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、参加者の皆様には受付での検温、連絡先の記入などにご協力いただきました。また、密集・密接を避けるため、一箇所に集まっての全体説明は行わず、自由に遺構・遺物を見学し、各所で職員が個別に解説を行いました。参加者からは、「近所の遺跡を実際に見られて楽しかった」「平安時代の道路の上にお墓があるのは驚きだった」など好評をいただきました。
今後も発掘現場での説明会等を通じて、可能な限り調査の成果を紹介します
左上:遺構解説のようす
右下:遺物解説のようす
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