令和4年6月28日(火)に、亀山市立野登小学校で出前授業を実施しました。対象は6年生12人でした。
まず、亀山市内の遺跡で発見された縄文時代の石の矢じりを観察しました。児童から「鋭く尖っていて刺さったら痛そう。」「矢じりの本物を触れてよかった。」との声がありました。
次に学校周辺の遺跡を紹介しました。学校周辺にある遺跡を示した地図を見たり、発掘調査で発見した建物跡や発掘作業の様子などの写真を見たりして、学校周辺にも多くの遺跡があり、当時の人々の生活を知る手掛かりになることを学びました。
また、遺跡から出土した土器や石器などを手に取って観察しました。児童から「いろいろな土器を見たりして、模様や形、厚さ、色とかの違いについてわかり勉強になりました。」と感想がありました。
最後に、土器の小さなかけらが、どの時代の土器か探り当てる挑戦をしました。児童はそれぞれの土器の特徴をよくとらえて正解しました。みなさんがんばって発表していて嬉しかったです。
直に土器や石器を触り観察する活動は、児童の新たな気付きにつながりました。また、児童が地域の歴史について理解を深められるような授業実践を行っていきたいです。
授業で使用した土器
石器を観察