令和3年7月12日(月)に、「河芸「江」の会」で、出前講座として、『土の中から発見!「ふるさと三重」の宝物 中の川流域の遺跡から』と題して話をしました。33名の方に受講していただきました。
津市北部を流れる中の川は、その両岸に遺跡がたくさんあります。今回は上流の亀山市から下流の津市河芸町・鈴鹿市までの、いくつかの遺跡を取り上げました。亀山市の切山瓦窯跡から始まり、同市三寺地区の遺跡群、鈴鹿市三宅地区の遺跡群と続き、津市の徳居古窯跡群(とくすいこようあとぐん)や西毛谷北古墳群(にしもうたにきたこふんぐん)、鈴鹿市の郡山遺跡群、津市千里ヶ丘遺跡(ちさとがおかいせき)まで紹介しました。現在は亀山市、鈴鹿市、津市に分かれていますが、中の川を中心として人々の生活が続いてきたことを実感していただきました。受講された皆さんには、非常に熱心に聞いていただき、終了後には質問に来られる方もおられました。
「河芸「江」の会」では、これまで考古学に関係する講座はあまりなかったそうですが、今回の講座が、考古学や、三重県の遺跡に興味を持っていただくきっかけになればと思います。