初めに、縄文・弥生時代の遺物について学習しました。縄文土器の深鉢は煮炊きに、弥生土器の壺は米などの貯蔵に使われていたこと、石鏃は狩りの道具や戦いの武器であったこと、石包丁は稲穂をつみ取る農具であったことなどを学びました。また、松阪市の粥見井尻遺跡から出土した土偶(どぐう)は日本最古(約13,000年前)であること、弥生時代の鋤(すき)、鍬(くわ)などの農具は木で作られていたこと、貫頭衣(かんとうい)は布の真ん中にあけた穴に頭を通して着たことなどを知りました。
次に、石包丁づくり体験をしました。石包丁は滑石を粗い紙やすりで石包丁の形に削ってから、水の中できめの細かい紙やすりで磨いて仕上げます。生徒たちは先生の支援を得つつ、一生懸命に作っていました。水の中で石包丁を磨くと手になじんでくるので、嬉しそうでした。完成後のつみ取りでは、稲穂がスパッと切れるので、楽しくて何度も切っている生徒もいました。
今後も楽しい活動を通して、昔の人々の生活を学ぶ授業を展開していきます。
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