埋蔵文化財センター設立30周年を記念し、考古学体験イベント「まいぶん祭」を出前しました。いなべ市教育委員会との共催で、8月7日に、いなべ市藤原文化センターで開催しました。初めての試みでしたが、延べ体験者241人の参加があり、盛況でした。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
午前は勾玉つくり、午後は石包丁つくりを行いました。滑石という柔らかい石を紙やすりで削って形を整えていきます。最後に水研ぎをして、布で磨き上げて仕上がりです。自分だけの勾玉が出来上がりました。石包丁は初めて作る子が多く、なじみがない様子でしたが、仕上がってくると、早く草を切ってみたいなどという声が、多く聞かれました。
石包丁の説明を熱心に聞いています | 石包丁の形ができてきました |
弓矢は縄文時代に発明されました。矢を飛ばすには、矢のお尻をツルにあてて、お尻だけを持って引っ張り放すのですが、一緒にツルを持ってしまう子が多くてなかなかうまく飛びません。でも、練習を重ねて、的に当てられるようになりました。大人も体験できるコーナーで、中には弓道経験者も見えて、さまになってました。
さあ練習 | 何を狙っているのかな |
さすが!経験者! |
不織布でできた貫頭衣に模様をつけて、オリジナル貫頭衣を作ります。銅鐸などに描かれていた絵などをモチーフにしたステンシルを使って、模様を描きました。熱心に描き上げた後は、作品を着て記念写真です。
これは見本 | いっしょうけんめいです |
竪穴住居の写真の前でパチリ |
本物の土器や石器を間近に観察し、触ることができるコーナーです。いなべ市内から出土した遺物が中心ですが、鈴鹿市石薬師東古墳群出土の埴輪も出張してきました。触ったり、持ち上げたりして感触を確かめていました。
おもい!? | 緑色できれい! |
なりきり古代人が・・・ |
熱心にぬっています | ここでいいかなぁ |