前半の1~3年生は、貫頭衣づくりをしました。貫頭衣は、弥生時代の人が着ていたと言われる、真ん中に空いている穴から頭を出して着る服です。貫頭衣の見本を参考にして、動物や人、建物などのステンシルを使って描きました。子どもたちは要領をつかむと夢中になって、思い思いの作品を仕上げていました。
後半の4~6年生は、黒曜石で切る体験をしました。ニンジンは少し力を入れるだけで面白いようにサクッと切れるので、子どもたちは黒曜石の刃の鋭さに驚いていました。次に、ダンシングテンちゃんの絵の切り抜きに挑戦しました。曲線を切るのが難しく、試行錯誤をしながら切り抜いていました。
土器や石器に触れる体験は、少人数に分け、貫頭衣づくりや黒曜石体験の合間に行いました。本物に触れるのはほとんどの子が初めてで、興味深そうに観察する姿が見られました。4~6年生には、当センターが製作した銅鏡レプリカや食事模型も合わせて見てもらいました。
アンケートでは、「弥生時代にはこんな物を使って生活していたんだなと思った」「2000年前の土器と聞いて、びっくりした」といった声が聞かれました。
今後も子どもたちが歴史に興味を持ち、楽しんでもらえるように取り組んでいきます。