当日は今にも雨が降り出しそうな天気でしたが、86名もの参加者がありました。
今回の発掘調査では、縄文時代早期の竪穴建物3棟と土坑2基、江戸時代の溝2条がみつかりました。初めに、竪穴建物の形や大きさ、そしてつくられた時期などについて説明しました。その後、間近で遺構をご覧になられ、当時の生活の様子を思い描かれているようでした。
次に、出土した縄文土器や石器について説明しました。また刻み目を入れた木の棒を転がして粘土に押型文(おしがたもん)をつけてみる体験の場も設定しました。そこでは興味深く土器や石器をご覧になられたり、楽しそうに粘土に押型文様をつけたりされていました。
参加者からは「10,000年も前から人が住んでいたんだ。自分たちの住んでいるところの歴史がわかってよかった。」「(粘土に押型文をつけると)こんなにきれいに文様がつくんだ。」などの声が寄せられました。
今後も発掘現場での説明会等を通じて調査の成果を紹介いたします。ご期待ください。