講座のテーマは「美旗古墳群と伊賀の古墳時代」で、美旗古墳群の詳細と名張・伊賀の古墳を紹介しながら、美旗古墳群築造の背景を探りました。美旗古墳群は、墳丘長で県内第2位の馬塚古墳と第4位の女良塚古墳を含む三重県を代表する古墳群で、5世紀初頭頃から6世紀前半にかけて一世代一墳的に築造されたことなど、地元の興味深い話に参加者は熱心に聞き入っていました。アンケートでは「名張の地域のすばらしさを改めて知る機会となった」という声が聞かれました。
遺物は、地元の天童山古墳群と高瀬遺跡から出土した土器を11点紹介しました。特に、高瀬遺跡の把手付椀は、コーヒーカップのようで喫茶店で今でも使えるのではないかと驚きの声が上がっていました。また、「実際に見て手にふれることができて感動した」という声があるなど、遺物にふれる体験も大変好評でした。
これからも地域に足を運び、遺跡や文化財をより深く学んでもらう活動を続けていきます。
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