初めに戦国時代以前の山城と江戸時代以降の立派な石垣や天守閣をもつ城を紹介しました。三重県にある1,200以上の城のほとんどは戦国時代以前の城であることを説明し、DVDで主な城を確認しました。大河内小学校から見える大河内城も戦国時代以前の城であるが、なぜ、北畠氏が大河内に城を築いたのかを学校周辺の遺跡地図などをもとに話し合いました。450年前には伊勢に攻めてきた尾張の織田信長と北畠氏が戦った「大河内城の戦い」があり、北畠軍は約8,000人でおよそ10倍の織田軍と戦ったことや豊臣秀吉も戦いに参加していたことを説明しました。
学校周辺の遺跡と出土遺物の説明では、大河内城跡の近くにある㟢谷遺跡から出土した火縄銃の弾や花びん、縄文土器の深鉢や弥生土器の甕や壺などを持参し、全員が観察し、ふれる活動をしました。
授業後には、「三重の歴史をもっと知りたくなった。」「6年生の歴史がとても楽しみになった。」などの感想があり、郷土の歴史についての関心が高まり、6年生で学習する歴史の興味づけになったと思います。今後も5年生を対象に、6年生の歴史学習につながる出前授業を実施していきます。