平成30年12月6日(木)に、松阪市射和公民館で出前講座を実施しました。公民館では「生きがいの創造」「仲間づくり」を目指す「生きがい学級」を開講しています。その講座の中で、射和地区の遺跡の話をしました。参加者は38人でした。
初めに、元松阪市教育委員会文化財主事の方が、射和地区の文化財や遺跡などについてお話をされました。その後に、「射和に初めて人が住んだ頃」と題して、射和地区は縄文時代の約8,000年前から人が住んでいたことなどを話しました。アンケートで「古い時代の話は射和と関係ないと思っていたが、今回の講座で興味が湧いてきた」という声が聞かれるなど、遺跡や文化財を身近に感じてもらえました。
遺物は地元にある鴻ノ木遺跡、朱中遺跡、カウジデン遺跡から出土した土器や石器を紹介しました。特に、カウジデン遺跡の「中万」と書かれている墨書土器は、射和地区に同じ町名があるので、参加者の多くが関心をもち、平安時代に親近感を抱いてもらえました。遺物に触れる体験も大変好評で、重さや手ざわりを実感していました。
今後も地域に出向いて、地元の遺跡や文化財に興味をもつ人を増やす活動を続けていきます。
アンケート結果はこちら