当日は授業参観で、5限目13時00分~13時45分の前半は各クラスで担任が社会科の授業を行い、後半は特別教室に移動して合同で約20分間の出前授業を実施しました。
はじめに、縄文時代は土器を発明したことにより、肉などを煮ることができるようになり、食生活が豊かになったこと、石鏃は狩りの道具で、武器として使われていた弥生時代の石鏃に比べて小さかったことなどを説明しました。
次に、弥生土器にはいろいろな種類があることや模様の違いを縄文土器と比較しました。また、弥生時代に米づくりが始まると、壺に米を貯蔵するようになったり、木製の鍬や田下駄が使われるようになったりしたことを説明しました。
最後に、全員が実物を見て、ふれる活動をしました。十分に観察する時間はありませんでしたが、授業後のアンケートには、「縄文土器は厚くて重たかったけど、弥生土器はうすくて少し軽かった」「さわって、縄文時代の人の思いが伝わったような気になりました」などの感想がありました。本物にふれる体験は、子どもたちにとって貴重で印象深く、当時の人々の生活を実感してもらえるよい機会となりました。