初めに、弥生時代や縄文時代の生活の様子が描かれた想像図を見て、各時代の気候や食べ物、道具などについて、気がついたことや違いを発表してもらった後、説明をしました。
次に、明合小学校区周辺の遺跡地図を使って、校区には遺跡がたくさんあることを確認し、遺跡を身近に感じてもらうことができました。特に古墳が多く、中でも校区にある明合古墳が双方中方墳という珍しい古墳で、国の文化財になっていることを知り、郷土の歴史に対する興味を深めることができました。
最後に、土器や石器を見たり、触ったりする活動をしました。縄文時代に土器を発明したことにより、肉などの食べ物を煮炊きできるようになったこと、弥生時代には、壺に米などを貯蔵するようになったこと、石鏃は時代により用途が違い、縄文時代は狩りの道具であったのに対し、弥生時代は武器であったことなどを説明すると、昔の人の知恵にびっくりしていました。少人数であったので、遺物に触れる時間を十分に確保することができ、興味をもってじっくり観察する姿が見られました。
授業後のアンケートで、①職員の話し方や説明の仕方、②授業の内容に関し、①,②とも14名中13名が「よく分かった」と回答し、「土器をさわれて、きちょうな体験をさせてもらえた」という意見が多くありました。
今後も地域の歴史に関心を持ってもらえるように取り組んでいきます。