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令和07年03月19日

埋蔵文化財センター

県民ホール・県庁舎での展示

県庁 県民ホール

「石薬師東古墳群(いしやくしひがしこふんぐん)の展示」

 現在、県民ホールの展示では、平成5~8年度に行われた三重県消防学校施設・設備整備事業に伴う調査によって発掘された石薬師東古墳群(鈴鹿市石薬師町)の出土品を紹介しています。
 
 この調査では今から約1500年前の古墳が40 基以上確認され、このうち、直径約15mの円墳である63 号墳からは、三重県最大級の馬形埴輪が出土しました。被り物、もしくは垂れたたてがみと考えられる頭部の装飾は、全国的にも類例のない独特なものであり、県の有形文化財に指定されています。この馬形埴輪は現在、九州国立博物館で行われている「特別展 はにわ」でも展示されています(5月11日まで)。
 
 今回は県指定有形文化財の馬形埴輪と同じ63号墳から出土した他の馬形埴輪の杏葉(ぎょうよう: 馬を飾った馬具) など埴輪のパーツのほか、祭祀を行った際に使われたと考えられる須恵器や、筒形器台(つつがたきだい)・子持𤭯(こもちはそう)という珍しい形をした須恵器を展示しています。お近くにお越しの際にはぜひご覧ください。 

松阪庁舎

「織糸遺跡(おりといせき)跡の展示」




発掘時の方形周溝墓のようす(西南から)
 現在、松阪庁舎の展示では、平成16年度に行われた多気停車場斉明線国補緊急地方道路整備事業という県道を敷設する事業に伴って実施した調査で発掘された織糸遺跡(明和町金剛坂)の出土品を紹介しています。

 この調査では古墳時代初期の方形周溝墓(ほうけいしゅうこうぼ:低い方形の塚の周囲に溝を巡らせた墓)が5基発見されました。そのうち3基は主体部(埋葬を行った場所)も確認できています。今回は主体部から出土した装飾品や、供献用と考えられる加飾壺など16点の遺物を展示しています。

 この展示のレイアウトは、明和中学校の取り組みである「ふるさと体験学習」実施期間に当センターで実習を行った生徒7名と一緒に考えました。生徒の学習成果をぜひご覧ください。
 

伊賀庁舎

「明気窯跡群(みょうげかまあとぐん)の展示」

 現在、伊賀庁舎の展示では、平成4~6年度に行われた一般国道42号松阪・多気バイパス建設に伴う調査によって発掘された明気窯跡群(多気町相可)の出土品を紹介しています。

 この調査では、今から約1400年前の古墳時代に須恵器の焼成を行っていた窯跡が5基発見されています。7世紀前半を中心に操業していたと考えられるこの窯跡群からは、様々な器種の須恵器が出土しました。その中には「-」や「×」、アルファベットの「N」等に似たヘラ記号がつけられたものがあり、これらの記号からこの遺跡で生産された須恵器が周囲の古墳に供給されていたことがわかっています。
 
 今回はヘラ記号がつけられた須恵器を中心に、13点の遺物を展示しています。お近くにお越しの際にはぜひご覧ください。
 

本ページに関する問い合わせ先

三重県 埋蔵文化財センター 〒515-0325 
多気郡明和町竹川503
電話番号:0596-52-1732 
ファクス番号:0596-52-7035 
メールアドレス:maibun@pref.mie.lg.jp

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