11月28日(火)、熊野市立新鹿小学校で出前授業を実施しました。対象は5,6年生15名です。
今回は縄文時代・弥生時代から奈良時代までの生活について紹介しました。教材として埋蔵文化財センター製作の食事模型を持参しました。それぞれの時代に食事模型を並び替えるなど、当時の様子について考えることを通じて、古代の世の中について学習しました。
また、今回の授業では食事がテーマだったこともあり、県内の遺跡から出土した農具や、それをもとに復元した農具や貫頭衣も持参し、体験してもらいました。
さらに、出前授業では行き先近隣の遺跡地図を作成して配布していますが、新鹿小学校周辺にもたくさんの遺跡があり、児童によっては自宅が遺跡に含まれているという場合もあって、遺跡の存在を身近に感じてもらうことができたかと思います。
授業の感想では「貫頭衣と農具でむかしの人になりきれた」「自分の家が遺跡の中にあったので調査してみたい」といった声が聞かれました。今後も地域の歴史に関心を持ってもらえるように取り組みます。