平成29年7月4日(火)、津市立誠之小学校で出前授業を行いました。対象は4年生児童および保護者あわせて123名、45分授業2時限を2回での実施でした。
授業では、誠之小学校がかつての「久居陣屋跡」の上に立地していることから、周辺の歴史について話をしました。
勾玉づくり体験では、勾玉の由来として、胎児や猛獣の牙を模して、その力を身につけようとしたのではないかという説や、メノウやヒスイといった石材が大変硬い石である事などを紹介したところ、親子で協力したり、保護者の方のほうが熱心にけずったりと、それぞれ様々に取り組んでいる様子でした。
また、勾玉づくりにあたっては県内の遺跡から出土した勾玉の実物も持参して、作業中にも観察してもらいました。体験で使用する柔らかな滑石とはちがった、メノウやヒスイなどの勾玉は興味を引いたようでした。
事後のアンケートでは「子どもと一緒に体験ができてよかった」「近隣の歴史についてもっと調べてみたい」といった声が聞かれました。
今後も遺跡、ひいては歴史について興味を持ってもらえるように取り組みます。
親子で勾玉づくり体験中