当日は好天にも恵まれ、保々歴史を語る会の会員の方を始め、10代~80代の19名が参加されました。講座の主な内容は小牧南遺跡(第3次)、保々の遺跡、保々にまつわる昔話についてでした。
小牧南遺跡の説明では県内最古である縄文時代中期の掘立柱建物をはじめ、ほぼ完全な形で発見された縄文時代中期の石囲炉や、竪穴住居の作り方・間取りなどを、スライドを用いながら説明しました。また遺物の説明では今回の調査で出土した縄文時代、弥生時代末~古墳時代初頭、鎌倉時代の土器や石器を紹介し、そこからわかる人々の暮らしについての説明を行いました。また実際に遺物を手に取ってもらい、当時の生活の様子を肌で感じてもらいました。
保々の遺跡の説明では縄文時代~中世の約30基あまりの遺構を、保々地区の地図と照らし合わせながら紹介しました。また、保々にまつわる昔話をする中で、今にも通じる事柄や、参加者から教えてもらった事柄もあり、終始楽しい雰囲気で講座を進めることが出来ました。
参加者からは「よく現地説明会にお邪魔するのですが、今までの疑問がすべて解決されました」、「地域の歴史について大変興味深く話していただき、時間が経つのを忘れていました」などの声が寄せられました。
会長のあいさつ | 遺物の説明 |