講座のメインは草生地区の旧石器時代~平安時代までの歴史についてのお話で、草生地区周辺を中心に津市内の遺跡の発掘調査の成果を紹介しながら、草生地区周辺では旧石器時代から人々が活動をはじめたことや、古墳時代には古墳が数多く築かれ、中には有力な豪族のものとみられる古墳もあること、平安時代には寺院の荘園であったことなどをお話ししました。
日頃生活している草生の地に多くの遺跡があることは参加者にとっても驚きだったようで、遺跡の説明をすると「○○の近くやな」といった声が聞かれました。
その後、草生周辺の遺跡から出土した土器などの遺物も見ていただきましたが、めったに触れる機会のない土器に興味を持って見たり触れたりしていただくことができました。
アンケートでは「土器を見て、昔からいろいろな工夫があることに感心した」「縄文時代の草生などはどの様な様子だったのか」といった声が聞かれました。
今後も地域の遺跡やひいては歴史について興味を持ってもらえるように取り組みます。
持参した遺物 | 草生・安濃の歴史を語る |