講座は市民館が行っている学習会の一コマとして、「地元を知ろう」をテーマに『雲出のむかし』・『雲出とみち』と題して、夜7時から8時半までの1時間半で行われました。
『雲出のむかし』では、地元の島貫遺跡と小学校の近くにある宮間戸遺跡の発掘調査の様子や出土した遺物を紹介しながら、身近にある歴史に触れていただきました。
『雲出とみち』では、市民館の横を通っているみちが伊勢街道であることをきっかけに、古代の伊勢道、もう一つの伊勢街道の香良洲道や、島貫遺跡などでみつかった江戸時代の遺構・遺物を中心に江戸時代の伊勢街道の様子を紹介した後、今の街道の様子を見ながら道のつながりを感じていただきました。
参加された方々からは、「地元にこんなにりっぱな遺跡があったとは知らなかった。」「毎日縄文時代の家やお墓の上を通っていたとは、びっくり。」「昔の遺物でも、しっかりと残っているものだなぁ。」「この食器類なら今でも使えそう。」「先週おもしろかったから今週も来たけど、今週もおもしろかった。」「当時の様子がよくわかって、この地域に愛着がわいた。」といった声が聞かれました。
2回の講座で雲出の歴史の深さと広がりに気づいていただけたのではないかと思います。今後も、地元の歴史に触れていただくことで郷土に関心を持っていただけるように取り組みます。
講座の様子(5月18日) | 講座の様子(5月25日) |
遺物説明の様子(5月18日) | 遺物説明の様子(5月25日) |