平成28年度に発掘調査が行われた遺跡や保存処理を行った遺物など、県内の7遺跡について、調査や整理作業でわかった最新の成果を発表しました。
縄文時代の暮らしにはじまり、斎宮や伊勢神宮に関わる土器づくりの里、江戸時代の城下町、さらには明治・大正時代の汽車土瓶まで幅広い時代にまたがりました。各担当者からは、これまで知られてこなかった地下の遺跡や、調査からわかってきた最新の成果について報告を行いました。
それぞれの時代を特徴づける話に加えて、すぐに水が湧く調査現場の時間との戦いや、調査区周辺に大量に生息する蚊との奮闘など、さまざまな調査エピソードを交えながら解説を行いました。
参加者の方からは、考古学に触れる中で感じておられる疑問や、報告に関する質問などを出していただきながら進めることができました。また、報告の後の見学時間でも、遺物を手に取っていただくなど、じっくりと見ていただけたと思います。
ほかにも「手にとって出土品を味わうことができてよかった。」「聞き、見て、触れての本講座は面白かった。」「とても充実した気分です。」などの感想が寄せられました。
報告会の様子 | 遺物の説明の様子 |