授業では、まずはじめに食事模型を使って、縄文時代と弥生時代の生活の変化について考えてもらいました。食事模型を時代別に並べ替える作業では、6年生が中心となって5年生と話し合いながら意見をひとつにまとめていく姿がみられました。
また、奈良時代の貴族の食事メニューと木簡から、当時の三重と都の関係を考える学習では、海から遠い奈良の都の貴族の食事に、多くの海産物が使われていたことや、その海産物が志摩などから税として送られていたものであったことに気付いてもらうことができました。
その後は、埋蔵文化財センターが制作したDVD「三重のれきし発掘隊!」の中から、三重県埋蔵文化財センターの仕事について紹介した部分を視聴してもらい、続けて県内各地から出土した遺物や銅鏡模造品に実際に触れてもらいながら観察してもらいました。
児童たちからは、「食事模型がどの時代の物かを考えるのが楽しかった」「縄文・弥生時代の土器やくらしがよく分かり、とても楽しかった」といった感想がきかれました。
今後も、地域の歴史に関心を持ってもらえるように取り組んでいきたいと思います。
縄文時代と弥生時代の生活の変化について | 食事模型を並べ替えよう |
これが木簡(復元品)です! | DVDで埋文センターの仕事を紹介 |
土器の観察の様子① | 土器の観察の様子② |