まず、小学校の近くにある、おじょか古墳の現地見学を行いました。墳丘と石室の様子を実際に見ながら、当センター職員が説明を行いました。おじょか古墳の石室は、九州の古墳と似ているなど、県内では珍しい特徴をもつ古墳であることを伝えました。
その後は小学校に戻り、おじょか古墳や県内の他の古墳から出土した勾玉などの出土品の実物を観察しました。出土品については、志摩市教育委員会と当センターの職員が説明を行いました。メノウで作られた勾玉や色とりどりのガラス玉で作られた装飾品を目の当たりにして、児童たちも興味津々の様子でした。
観察の後は、自分たちも勾玉をつくってみよう、ということで、勾玉づくり体験を行いました。勾玉の由来として、猛獣の牙を模したという説も紹介し、「力のこもった勾玉を作ろう」と呼びかけたところ、最後まで熱心に取り組む児童の姿が見られました。
児童からは、「勾玉づくりはすごく疲れたけど、楽しかった。」「むかしの志島のことが分かって良かった。」などの声が聞かれました。
おじょか古墳の見学 | おじょか古墳出土玉類の観察 |
勾玉の説明 | 「すてきな勾玉ができました」 |