「農業・食」をテーマとしたイベントでしたので、遺跡出土の遺物の中でも、弥生時代に煮炊きに使われていた甕(かめ)や水や食糧の貯蔵に使われた壺といった「ホンモノ」の土器を展示しました。
また、調査研究成果を元に復元した「弥生時代の食事模型・パネル」を展示して、古代の農業や食文化の様子をみていただきました。
他にも縄文土器づくりにも用いられた施文具を使って、粘土に文様付けを体験できるコーナーを設けました。
1日を通じ、のべ419人もの方がブースへこられ、「2,000年前の土器がこんなに軽いなんて!」という驚きの声や、「弥生時代の食事って思ったよりバラエティに富んでいるんですね」といった感想があったほか、文様付け体験でも子どもたちが思い思いの文様を楽しく作っていました。
今後もこういったイベントへの参加を通じて、埋蔵文化財センターの活動や調査の成果をお知らせしていきたいと考えております。ありがとうございました。