埋蔵文化財センター嬉野分室にて、2日間にわたり考古学体験イベントを実施しました。
夏休み恒例のこのイベントも今年で4回目を迎え、延べ1323人の参加を得て大盛況でした。
日替わり体験工房
26日には石包丁づくり、27日には勾玉づくりを行いました。石を紙やすりで磨いて形を作っていきます。自分でつくった石包丁で早速草を刈っている子供もいました。勾玉は緑、黒、ピンクの三色を用意しましたが、みんな自分だけの宝物ができたと大喜びでした。体験工房は両日とも大変な人気で、午前中に午後の分の予約も終了してしまい、ご迷惑をおかけしたことが心残りです。
古代の火起こし体験
木と木を擦りあわせ、摩擦熱で火をおこす体験です。暑い中、みんな汗をかきながら頑張ってくれました。見事火を起こすことができた子供たちには、「火おこしマスター認定証」が授与されました。
文化財パズルとすごろくでお勉強
当センターが開発した「三重の文化財すごろく」、「三重の城すごろく」、そして県内から出土した実物大の馬型埴輪を組み立てる大型パズルにもたくさんの子供たちが挑戦してくれました。
ホンモノの土器にさわってみよう
県内各地から縄文土器や弥生土器を見学するコーナーです。教科書などで見た遺物に実際さわってみることができます。子どもたちは土器を持ち上げてその重さや感触を実感したりしながら、職員の説明に興味深く聞き入っていました。