近世街道沿いで繁栄していた集落跡を発見!
平成27年9月19日(土)、松阪市六軒町の市場庄遺跡(いちばしょういせき)で、発掘現場公開を実施しました。当日は地元にお住まいの方々を中心に、合計97名の参加者がありました。
参加者の方々には、掘立柱建物の柱穴が並んでいる様子をはじめ、埋甕や土坑などの遺構と、これまでの発掘調査で出土した銭貨「寛永通宝(かんえいつうほう)」や陶磁器,芥子面(けしめん),秉燭(ひょうそく)などの遺物を見ていただきました。
参加された皆様に、伊勢参宮街道と初瀬街道の追分であり、江戸時代の中期から後期にかけて繁栄したことのうかがえる様子や、地層断面に焼土層が三層ほど見られ、今も風が強いと言われるこの地域で昔は火事がよく起きていたことなどを知っていただくことができました。