遺跡の発掘調査と出土遺物
木本高等学校
平成27年2月9日(月)に、木本高等学校で出前授業を行いました。参加者は定時制の生徒7名のほか、教員の方も参加いただきました。
はじめに、遺跡の発掘調査について、基本用語の解説、発掘調査の方法、様々な調査例などについて、画像をもとに説明しました。今まで実際の発掘調査現場を見る機会のなかった生徒たちは興味深い様子でした。
次に、紀北町道瀬で平成9・10年に行われた道瀬遺跡(どうぜいせき)の発掘調査で出土した土器を間近で観察したり、触れたりしてもらいました。生徒たちは、夏に陶芸に取り組み、実際に土器を作る学習をしており、「この土器はどうやって作ったのだろう」、「けっこう軽い」、「いろいろな模様がある」などとつぶやきながら、楽しんでいました。
また、三重県で作られた土器と県外の大阪府や愛知県で作られた土器の形の違いに興味を示したり、遠くの千葉県で作られた土器が海上交通で運ばれたことに気付く生徒もいました。生徒たちは初めて知ることが多く良い経験になったようです。
画像をもとに発掘調査の説明 |
土器の説明 |