公開考古学講座(第3回)を開催しました
9月13日(土)、公開考古学講座「三重を掘る」(第3回)を開催し、119名の方に聴講いただきました。今回の講座は、三重県生涯学習センターとの共催によるもので、斎宮歴史博物館職員の穂積裕昌(ほづみひろまさ)さんに、「伊勢神宮と三重の祭祀(さいし)遺跡」という演題でご講演いただきました。
昨年、62回目の式年遷宮を迎えた伊勢神宮については、いつ頃、どのような経緯を経て成立したかについて、学会でも多くの議論があります。今回の講座では、伊勢神宮に由来する考古資料や古墳時代の三重の地に営まれた祭祀遺跡(伊賀市城之越(じょのこし)遺跡など)の動向を紹介し、ヤマト王権の祭祀場がヤマトからイセの地に移転されてくる経緯と背景について解説していただきました。
会場の生涯学習センター視聴覚室は、講師の話を熱心に聞く参加者でいっぱいとなりました。
なお、今回の講座では、三重県立図書館のご協力で「講師及び講演テーマに関する図書リスト」を作成していただき、参加者に配布しました。
たくさんの方々に来ていただきました |
熱心に講師の話を聞く参加者 |