土器の野焼き
朝見小学校
10月31日(木曜日)、松阪市立朝見小学校で土器の野焼きを行いました。今年で4回目になります。本来は29日を予定していましたが、雨天のため31日に延期となりました。31日はすばらしい晴天に恵まれ、火の熱さとの戦いとなりました。
6年生の子どもたち23名は、9月に粘土をこねて、オリジナルの土器を作り、乾燥させてこの日を心待ちにしていました。
薪(たきぎ)への点火は、子供たちが体験した舞ぎり法による火おこしでついた火を使うことができました。その後、急な火力で土器が割れないようにするため、90度ずつ回転させながら、少しずつ中心の炎に近づけてあぶり焼きをします。土器の表面は次第に温度が上がり、ススが付着して黒っぽくなってきたところで、土器を炎の中に入れ、本焼きしました。
焼き上がりが近づくにつれ、土器の表面温度がさらに上がり、黒っぽい色から白っぽい色へと変化していきました。子どもたちはこの色の変化の様子を興味深く観察していました。
中には、焼いている途中で欠けてしまった土器もありましたが、自分で一生懸命つくった土器を前に、とてもうれしそうな表情をしている姿が印象的でした。
焼き上がった土器は、11月10日(日曜日)の朝見小学校の文化祭で、展示される予定です。
火おこし体験の火で点火しました |
あぶり焼きのようす |
ススで黒っぽく色が変化 |
本焼きのようす |
冷めたら出来上がり |
完成品! |