古代の一志について講演しました
一志町郷土文化研究会
平成25年9月12日(木曜日)、津市一志町郷土文化研究会の方から依頼をいただき、津市一志高岡公民館において「栲幡皇女(たくはたこうじょ)と十市皇女(とおちこうじょ) 二人の女性と一志の道」と題した講演を行いました。62名の参加をいただきました。
三重県埋蔵文化財センター職員山中由紀子から、まず旧一志郡に関係の深い二人の女性の事跡を紹介しました。その後、津市旧一志町域に多く分布する古代の遺跡について触れ、それらの遺跡からは当時の都と関係の深い遺物が多く出土していることを指摘しました。そして、これらの遺跡の分布から当時の都と伊勢神宮を結ぶ道を想定でき、旧一志郡域は古代の交通路の要衝であると解説しました。
身近な地名に多く触れながらの解説に、皆さんは地域の歴史により一層興味を持っていただけたようでした。