学校周辺の遺跡の紹介・火起こし体験
平成25年6月14日(金曜日)、明和町立修正小学校で出前授業を行いました。対象は6年生児童21名で、第5限を家庭科室、第6限を昇降口前広場で行いました。
第5限の授業では、最初に遺跡・遺構・遺物の用語の意味や小学校がある「有爾中(うになか)」の地名の由来、奈良時代を中心とした小学校周辺の遺跡について説明しました。次に、北野遺跡でたくさん見つかった土器焼成坑(どきしょうせいこう~土器を焼いたかま跡~)について写真を見せながら説明しました。その後、北野遺跡から出土した土器について説明し、2グループに分かれて、間近で観察したり、触れたりする時間を設けました。子どもたちは、とても興味深そうに土器を手にとっていました。
第6限の授業では、火起こし体験を行いました。最初に、今でも舞ぎり式の道具を使って火起こしをしている所(伊勢神宮)の話や火起こしの方法について説明しました。次に、二人一組になって火起こし体験を行いました。煙は割合簡単に出せますが、実際に火を起こすのはかなり難しそうでした。何度もチャレンジして実際に火を起こす組もたくさんありました。子どもたちからは、「がんばって、やっと火が着いた。」「火を起こすのは、本当に大変だ。」といった感想が寄せられました。
北野遺跡について説明しています |
土器を観察したり触れたりしています |
火起こしをしています |