公開考古学講座第5回を開催しました
12月15日(土曜日)、公開考古学講座「三重を掘る」(第5回)を開催し、60名の方に聴講いただきました。
今回は、当埋蔵文化財センター職員の西村美幸(にしむらみゆき)が、「古代のまじないと祈り~奈良・平安時代の考古資料から考える~」という演題で講義しました。
奈良・平安時代の祭祀がどのようなものであったのか、そしてそれが中世へ、さらには現代のまじないや祈りへと、どのようにつながってきたのかについて、考古資料をもとにわかりやすく解説しました。平城京などはもちろん、三重県下でも斎宮跡をはじめとする複数の遺跡から、土馬(どば)、ミニチュア土器、木製の斎串(いぐし)など、まじないに使われたと考えられる遺物が出土しています。会場では県内から出土した貴重な遺物を展示し、間近に観察していただきました。
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