夏休み体験イベント 「きみも古代人になれる?!」を開催しました
平成24年8月22日~26日
埋蔵文化財センター嬉野分室にて、5日間にわたる夏休み体験イベントを開催しました
埋蔵文化財センターの敷地内で大きなイベントを開催したのは、今回が初めてです。石包丁や勾玉などをつくる体験工房のほか、火おこし体験や、埋蔵文化財センターが開発した文化財すごろくやパズルなどいろいろなメニューを用意しました。
初めての企画に加えて、体験工房は事前申込不要にしたため、どれだけのお客様が来られるか全くわからなかったのですが、5日間で予想を大幅に上回る773人ものお客様に来ていただきました。
中には、「楽しいから毎日来たい!」と、5日間すべてにきてくれた子どもたちもいました。幼稚園以下の子どもたちもたくさんきてくれて、親子で楽しんでいただきました。
たくさんの子どもたちが目を輝かせて、「楽しい!」と感動してくれて、スタッフもその笑顔に感動しました。
古代の火おこし体験!
火がつくまで、何度もチャレンジしてくれた人がたくさんいました。親子で協力して、本当に火がついた組が何組もあり、喜びを爆発させていました。
「本当に火がつくんだ!」「古代の人って大変だなぁ」など、目を輝かせていました。
親子で協力して がんばれ! |
もう少しで火がつくぞ! |
文化財かるた と すごろく でお勉強!
三重県にはどんな文化財があるのかな?親子や友達と、かるたやすごろくで遊びました。実物大の馬形埴輪の写真パズルはタイムを競いました。みんなで協力してがんばったね!
文化財かるた |
文化財すごろく |
パズルもあるよ! |
ホンモノの土器にさわってみよう!
めったにさわれない、本物の土器や石器にさわってもらいました。
「土器って意外と軽いんだ!でも、こっちの土器は重たいなぁ」など、観ているだけではわからない重さや肌触りなどを体験してもらいました。
大きな土器も もったよ! |
この石は何に使った石かな? |
体験工房 古代の道具をつくろう!
日替わりで開催!
みんな、一生懸命つくってくれました。ただ、メニューによっては材料や席が足らず、つくれない子どもたちもいました。今後、できるかぎり対応できるよう、対策を考えるつもりです。できなかった人たち、本当にごめんなさい。
8月22日 石包丁づくり
弥生時代のお米をつみとる道具、石包丁をつくりました。完成後、本当に草が切れるのか、体験しました。もちろん、全員草を切ることに成功!
紙やすりで石をゴシゴシ! |
磨いて、石包丁の完成! |
8月23日 貫頭衣づくり
弥生時代の着物である、貫頭衣を自分なりにデザインしてもらいました。自由に絵を描いただけでなく、古代の模様をアレンジしたステンシルやシールも使って、素敵な貫頭衣をつくってくれました。その後、自分の貫頭衣を着たまま、すごろくやかるたなどで遊んでくれました。
いっぱいお絵かきしようね! |
どんな絵にするのかな? |
素敵な貫頭衣ができたね! |
8月24日 鹿角ペンダントづくり
なかなか手に入らない、本物のシカの角をつかって、ペンダントをつくりました。角はとても硬いので、木工用ヤスリを使います。ケガに気をつけながら、世界に一つだけのペンダントをつくってくれました。
金物のヤスリでゴシゴシ |
素敵な鹿角ペンダント! |
いい形になりました! |
8月25日 土器づくり
縄文土器や弥生土器と同じような作り方で、土器をつくりました。硬い粘土に挑戦した子どもたちは、かなり苦戦していましたが、それでも素敵な形の土器を一生懸命つくってくれました。
どんな形にしようかな? |
模様をつけて・・・ |
素敵な土器のできあがり! |
8月26日 勾玉づくり
縄文時代から古墳時代の貴重な首飾りである、勾玉をつくりました。この勾玉が一番の大人気!午後はじまってすぐには、売り切れとなってしまいました・・・ごめんなさい。
つくってくれた子どもたちは、顔まで石の粉で真っ白にして、一生懸命つくってくれました。
がんばってけずれ!! |
ピカピカに磨いて・・・ |
かわいい勾玉の完成! |