平成23年度事前評価
平成23年度三重県工業研究所の事前評価の概要と実施結果
1日時:平成23年11月16日(金曜)13時30分から15時10分
2場所:工業研究所会議室
3対象事業と評価結果:評価点は評価委員4名の平均値。
3-1事前評価
(1)先端産業を支える高機能鋳物の製造技術・低膨張鋳造品の製造技術の開発事業
三重県には銑鉄鋳物生産業の集積があり、マンホール等の公共需要向け製品を生産してきたが、公需は伸び悩んでおり、産地としての活力が乏しい。そこで本事業では、鋳造業の競争力確保のため、将来とも成長する半導体、バイオ関連先端産業向けの鋳造部品を県内企業から供給できるよう、低膨張鋳造品の製造技術を開発することを目的とする。
内訳 | 必要性4.4 | 目的の明確性4.1 | 内容の妥当性3.8 | 新規性3.6 | 期待される成果3.6 |
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合計 | 19.5 |
(2)糖衣錠の高効率生産技術の開発事業
本事業では、通気パン式コーティング機を使用した糖衣技術の開発により、錠剤の製造における糖衣工程の高度化、効率化を図り、県内製薬企業の受託製造の競争力を高めることを目的とする。
内訳 | 必要性3.4 | 目的の明確性3.0 | 内容の妥当性3.3 | 新規性3.1 | 期待される成果3.3 |
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合計 | 16.0 |
(3)多孔質な伊賀焼素地の目止め技術に関する研究開発事業
伊賀焼素地には比較的粗い石英粒や空隙が多く含まれ、陶器が本来持つ風合いや質感が大きな魅力となっているが、陶器は多孔質な素地であるために吸水性が高く、その結果、水漏れ、汚れやしみ、カビの発生の原因となりやすいという側面も併せ持つ。本事業では、デンプン質や他の多糖類、シリカゾル等の無機材料による目止め効果について比較試験を行い、より効果の高い物質を探索するとともに最適な目止め処理方法を確立することを目的とする。
内訳 | 必要性3.8 | 目的の明確性3.4 | 内容の妥当性3.5 | 新規性3.1 | 期待される成果3.4 |
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合計 | 17.1 |