平成19年度事後評価
平成19年度 科学技術振興センター工業研究部の事後評価の概要と実施結果
1 日時 平成20年2月27日水曜日 9時30分から12時
2 場所 工業研究部会議室
3 出席者 研究評価委員4名中4名出席
4 対象事業と評価結果
(1)事後評価の課題と評価結果
- 課題1 酸化物系青色発光蛍光体開発研究費(電子・機械研究課)
- 課題2 二次元振動型マイクロジャイロの実用化研究費(電子・機械研究課)
- 課題3 県内農林水産物からの新規発酵食品の開発研究費(医薬品・食品研究課)
- 課題4 持続循環型グリーンコンポジットの開発研究費(材料技術研究課)
各課題の評価結果(カッコ内の数字は評価委員数)
課題 | 各項目の評価結果【※】 | ||||
---|---|---|---|---|---|
目標達成度 | 技術の発展性 | 移転・普及性 | 今後の方向 | 成果の取扱い | |
1 | B(4) | 1(4) | 2(4) | 1(1),2(3) | - |
2 | B(3),C(1) | 1(2),2(2) | 1(2),2(1),3(1) | 2(3),3(1) | 応用性の明示には成果発表等も有用 |
3 | B(3),C(1) | 2(4) | 1(3),2(1) | 1(1),2(3) | 機能の伝達、周知法等が課題 |
4 | B(3),C(1) | 1(1),2(3) | 1(1),2(1),3(2) | 1(1),2(2),3(1) | 開発技術の広範な周知が必要 |
※各項目の評価基準
(目標達成度)A:目標以上、B:ほぼ目標通り、C:一部不十分、D:不十分
(技術の発展性)1:全体として発展性あり、2:一部発展性あり、3:発展性は少ない
(移転・普及性)1:技術移転の可能性あり、2:製品化・普及への具体性あり、3:技術情報として有効
(今後の方向)
1:新規課題で未完成技術の開発を図る、2:未達成課題を継続して完成を図る、3:課題を終了する
総合評価
課題1:ほぼ目標通り
計画された目標は達成されており、技術の発展性も期待できる。今後は用途先を小型メッセージディスプレーへ集中し、コストの低減も進め、実用化を目指して欲しい。
課題2:ほぼ目標通り
目標とされた小型化は達成されたが、応用分野の検討が不十分である。今後は他のジャイロとの差別化を図り、適切な分野への普及に努めて欲しい。
課題3:ほぼ目標通り
魚醤油について成果が認められ、発展性も期待できる。今後は研究成果をもとに技術移転を進め、実用化が望まれる。
課題4:ほぼ目標通り
籾殻炭化物との複合化により、生分解性、制電特性の向上の成果が認められる。食用材由来以外のマトリックス材についても開発研究が望まれる。
- 異種金属等のの接合技術の調査研究(電子・機械研究課)
- 電子回路からの放射電磁界に関する研究(電子・材料研究課)
- バイタルサインからの感性情報の抽出に関する研究(医薬品・食品研究課)
- 平面精密位置決め装置設計技術の開発(金属研究室)
- 銅の価数を制御した中火度用釉薬の開発(窯業研究室)
- 耐酸性を向上した釉薬の開発(窯業研究室)
上記の6課題の活動報告を行い、その内容について承認された。