平成30年10月30日
このたび、環境省平成30年度CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業(二次公募)に、三重県工業研究所窯業研究室、国立大学法人三重大学、浅岡窯業原料株式会社、有限会社泰成窯の提案課題が採択されました。
本事業は、CO2 排出削減量の拡大及び地球温暖化対策コストの低減を促すとともに、当該技術が社会に広く普及することにより、低炭素社会の創出に資する取組です。
【採択課題名】
製造プロセスの省エネルギー化によるCO2低排出型陶磁器製造技術の開発・実証
【課題の概要・目的】
陶磁器・セラミックス製品は、その製造工程において乾燥・焼成などに多くのエネルギーを必要とし、多量のCO2を排出しています。本事業では、製造工程の簡略化のためのバイオマス由来原料と陶磁器素材の複合化および本焼成温度の低温化のための各種陶磁器素材の開発により、陶磁器の焼成プロセスのCO2排出量を最大40 %削減する技術開発・実証を行います。
本事業は、陶磁器製造業を実証企業とし、公設試と大学が連携し、三重県の四日市萬古焼をモデルにCO2低排出型陶磁器産地の創出を行い、低炭素社会の実現を目指すものです。本技術を陶磁器産業が集積する中部圏、更には全国へと普及させることにより、新規市場・雇用の創出、地域の活性化を目指しています。
【事業期間】
平成30年度~(2カ年半を予定)
【問い合わせ先】
三重県工業研究所 窯業研究室 新島、西村
電話059-331-2381、ファックス059-331-7223
【参考】
環境省採択結果公表ページ
http://www.env.go.jp/press/106095.html