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平成30年03月30日

「100年後の女性に真珠を届けたい!」~陸上養殖挑戦記~

PROFILE

森永 のり子さん【2016年ファイナリスト】

●株式会社タマ(東京都港区)
  代表取締役
  業種:真珠に関する製品企画・販売、養殖コンサルティングほか

株式会社ジュン・アシダ、株式会社ミキモトでの勤務を経て、2004年に真珠製品を企画販売する有限会社パールエンジェルを設立。2016年には株式会社タマを設立し、陸上養殖研究や真珠養殖コンサルタント事業を開始。2018年には、ビジネスプランコンテスト『テックプランター第2回マリンテックグランプリ』で日本財団賞を受賞。真珠陸上養殖のための新技術が、世界の海水浄化や、宇宙での食料生産技術としても注目される。

私の使命

ファッション業界を経て真珠に携わり30年

真珠宝飾品の開発販売に留まらず、生産段階からも深く携わり、真珠のスペシャリストとして活躍中の森永さん。キャリアの始まりは、ファッション界での活躍でした。会社員時代には、皇后美智子氏の衣装を手がけたことで知られるジュン・アシダ氏や植田いつ子氏に学び、商品企画から開発販売までを担当。結婚退職を経て、離婚し再出発する際、「たまたま頼まれて真珠のアクセサリーを作り、喜んでいただけたので」と自身のブランドを立ち上げ。商品は女性ファッション誌やテレビの通販番組でも多く取り上げられました。その間に再婚し「家庭との両立で大変でした」としながらも、顧客にオンリーワンの真珠宝飾品を提案し、女性のハレの装いを彩ってきました。

 

海洋環境に左右されず、美しい真珠を安定的に

宝飾品の開発販売が順調に進んでいた2012 年ごろ、「真珠産業への報恩と貢献がしたい!」という想いが強くなりました。欧米では働く女性のステータスシンボルである真珠が、日本では冠婚葬祭の宝飾品となっていることも変えたいと。「100 年後の未来の女性に真珠をつなげる」をコンセプトに、これまで培われてきた養殖真珠の伝統・文化と、最新のサイエンス・テクノロジーを組み合わせた陸上養殖の実現に向けて、2016 年に株式会社タマを設立。森永さんの事業計画は、2018 年にビジネスプランコンテスト『テックプランター第2 回マリンテックグランプリ』で日本財団賞を受賞。発表は名だたる企業に注目され「実現に向けた道が見えてきました」。

 

私流リーダーシップ

理解者の協力で陸上養殖構想は前進中

『WIT2016』の女性活躍アワードでは、“真珠の故郷・三重からイノベーションを!”と呼びかけた森永さん。「実は同年、もう一つのタネをまいていました」。それが先のビジネスプランコンテスト。「その時は残念ながら落選しましたが、スピーチをきっかけに、ある事業家さんから支援を受けられることに」。その人は森永さんの“夢の実現”に必要な人脈を繋いでくれたといいます。詳しいことは技術的な契約をしていることも多く公開できないことが多いそうですが、ここまで続けられた理由を「“真珠愛” のおかげ!」と森永さんは分析します。「私が持っているものは、ただ一つ。誰よりも燃え上がる“熱” が、道を切り開いてくれたのだと思います」。

熱い“真珠愛”から広がる未来への可能性

最近は大手企業さんからも声をかけてもらうことが増えた!と喜ぶ森永さん。「共同研究に向けて準備中」と話してくれました。海外では天然の魚に対する信頼度が低く、養殖の魚を好む傾向にあり、高価でもトレーサビリティーの高い魚を食しているそう。「真珠の陸上養殖は食料生産にもつながる!」と、意気込みをのぞかせていました。「真珠は“文化と技術の融合” です。私が長年担ってきたのは真珠文化醸成の部分。真珠文化をさらに前進させたい」と森永さんは目を輝かせます。2018年には「青山学院大学 ワークショップデザイナー育成プログラム」で学び、コミュニケーションツールであるワークショップデザイナーの資格も取りました。

 

社外メンターとして

お話&アドバイスできる内容

■キャリアアップ・キャリアデザイン
■社会人としての教養
■ワークショップの企画・運営

講演実績

2008年~2018年 「フォーマルについて」(文化女子大学)
2008年 「真珠産業について」(横浜国立大学)
2013年 「真珠と社会人としての教養/フォーマルについて」(中国国立東北師範大学)

こんな講演・相談に対応できます

■真珠の歴史・文化・品質の解説
■西洋美術史に基づく大人の装い
■ワークショップ(青山大学ワークショップデザイナー育成プログラム 受講中)

所属事業所概要

●株式会社タマ
 東京都港区高輪2-15-31 高輪グランドパームス210
 http://t-a-m-a.jp
 社員数:4名

私の癒し

癒しは、週1で通っている骨盤矯正メソッド。このメソッドに通い始めてから、肩こりが無くなり、姿勢が良くなり、肌の調子が良くなり、顔もリフトアップ、身長も伸び、体型が変わり、体調が良くなり風邪をひかなくなった! 道具も使わず、ゴロゴロするだけで、体の修正を自力でしてくれるので最高です! 写真は教室の先生と。



2018年9月 取材

本ページに関する問い合わせ先

三重県 環境生活部 ダイバーシティ社会推進課 男女共同参画班 〒514-8570 
津市広明町13番地
電話番号:059-224-2225 
ファクス番号:059-224-3069 
メールアドレス:iris@pref.mie.lg.jp

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