働く女性のネットワーク交流会
働く女性のネットワーク交流会を開催しました
「働く女性のネットワーク交流会」は当初は会場での開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大状況を鑑み、オンラインにて開催しました。女性活躍のロールモデルによる講演、ロールモデルおよびみえの女性リーダー育成講座「みえたま塾」修了生
2名を招いてのパネルディスカッション、グループ別交流会を実施しました。オンラインでの開催となりましたが、参加者同士交流を図ることができ、参加者からは「良い刺激となった」「キャリアのヒントを得ることができてやる気のアップにつながった」といった感想が多く寄せられました。
1 日時
令和3年2月22日(月)13時~15時45分
2 開催方法
Zoomによるオンライン開催
3 参加者
17名
4 内容
(1)講演
テーマ:女性のキャリアデザインについて
講師:日本土木工業株式会社 専務取締役 垣本美和さん
2017年ロールモデルの垣本美和さんに「女性のキャリアデザインについて」というテーマで講演いただきました。入社してから、総合建設業の事務職全般をすべて独学で身につけ、こつこつと一生懸命努力を重ね、現職である専務取締役就任に至るまでの経緯をお話しいただきました。また、管理職に昇進して良かったこととして、女性の部下のキャリアデザインをサポートできたことや育休の有給化を実現できたこと、社外では県が主催する女性活躍のアワード「チャレンジャーズ・アワード」への出場、みえたま塾の講師等さまざまな経験をすることができたことを挙げていただきました。
最後に参加者へのメッセージとして、「チャンスがあればどんどん外に出て多くの人と出会い、自身のキャリアデザインに役立ててほしい」とお話しいただきました。
(2)パネルディスカッション
ファシリテーター:垣本美和さん
パネリスト:光洋メタルテック株式会社
経営管理部人事G主担当 兼 安全・衛生・環境管理推進G主担当 横関美香さん
TOYO TIRE株式会社 桑名工場 総務課 早川はる美さん
一般社団法人明和観光商社 瀬田萌さん
2018年ロールモデルの横関美香さん、みえたま塾修了生の早川はる美さんと瀬田萌さんをパネラーとしてお招きし、パネルディスカッションを行いました。ファシリテーターは垣本美和さんに務めていただきました。質疑応答の時間も含め、様々な経験や考えを共有いただき、実りある時間となりました。
横関美香さん
・キャリアの形成過程で大変だったことは多々あったが悩んだことはなく、それを乗り越えるために様々な知識・経験を身につけようと考えた。具体的には大学に通ったり資格の勉強をするなどした。
・リーダー層に就いてよかったことは、女性社員から自分も管理職になりたいとの声が挙がったこと、会議で発
言できるようになり自分の意志を経営陣に伝えられるようになったこと。
・今後も目標は 「自分自身が成長を続けることで、周りの方も一緒に成長できるような人材になること」と「世
の中の差別をなくすこと」。
・みなさんにはぜひ自分を大切にして沢山褒めてあげてほしい。自分の人生の主役は自分だけ。沢山笑って沢山
泣いて、満足する人生を作り上げてほしい。
早川はる美さん
・女性のリーダー・女性力・男性との違いなどについてもともと興味をもっていたところ、会社で女性活躍を進めることとなり、理解を深める必要があると感じみえたま塾に参加した。みえたま塾では多くの方と出会い、
いろいろな考えに触れることができてよかった。
・今後の目標は周りの女性社員が上を目指していける職場風土をつくること。
・みなさんにはぜひ気軽に会社以外のことにチャレンジして新たな時間を持ってほしい。
瀬田萌さん
・明和町に歴史が残る皇女「斎王」は元祖「活躍する女性」であることもあり、改めて女性の活躍しやすい街を勉強したいと思いみえたま塾に参加した。それまでは単に女性の人権が主張される場になんとなく抵抗があった
が、みえたま塾に参加して、ユーザーの変遷に応じて企業側が変わるのは必然的という方向から女性のリー
ダーシップについて考えることができるようになった。
・いつも「応援してよかった」「関わってよかった」と関係者に感じてもらえるような仕事をしたいと思ってい
る。
グループ別交流会
参加者を3名~4名のグループに分け、各グループに登壇者が1人ずつ入り、提題について自由に話し合っていただくグループ別交流会を実施しました。前半は「自己紹介、講演会・パネルディスカッションを聴いて感じたこと」、 後半は「今後どのようなキャリアを歩んでいきたいか、それに向けて今日から実践したいこと」というテーマで行いました。各回終了後には代表者からグループで話したことを共有していただきました。また、会の最後にはひとりずつ今後実践したいことをチャットで共有いただきました。
女性活躍を推進しようという風潮はあるものの、職場内で女性管理職のロールモデルはまだ少なく、また女性の意欲醸成にも課題があるという悩みが多く聞かれました。そのためにこのような場を活用し、多くの人と出会い、みんなで頑張っていこうと参加者間で前向きな一体感が生まれていました。