管内の概要
当管内は、宮川下流域の平坦地帯、上流域の中山間地帯、志摩半島及び熊野灘沿岸地帯の三地帯に大別されます。地域面積は1,149平方キロメートルで県土の約20%、人口は250千人で県人口の13.6%を占めています。産業別の就業人口の割合は、第1次産業が6.8%(県平均3.7%)、第2次産業が25.2%(県平均31.1%)、第3次産業は64.7%(県平均60%)で県平均と比べて第1次産業及び第3次産業の割合が高く、第2次産業の割合が低いのが特徴となっています。
農業については、総農家戸数7,027戸(県全体の13.4%)、耕地面積7,815ha(県全体の12.9%)となっています(資料:平成25~26年第61次東海農林水産統計年報)。
宮川下流域の平坦地帯は、稲作を中心に施設園芸や畜産など多様な農業経営が展開され、経営規模も大きく管内の農業の中心となっています。
宮川上流域の中山間地帯は、林野面積が大半を占め耕地が少ないものの、畑地における良質な度会茶や松阪肉としての肉牛など市場競争力を備えた特産農産物の生産が行われています。
志摩半島及び熊野灘沿岸地帯では、温州みかんやイチゴ、早場米の生産など温暖な立地を活かした特色ある農業が展開され、中でも五ヶ所みかん、南張メロン、きんこは特産品として市場、消費者から高く評価されています。