品評会・イベント情報
平成25年度三重県植木品評会結果 2013年10月3日
第29回三重県植木品評会(主催/三重県、三重県花植木振興会)が平成25年10月3日(木)に鈴鹿市フラワーパークにて開催されました。
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【品評会表彰式の様子】 |
審査結果の概要
出品数は75点(出品者39名)で、サツキ・ツツジの部は15点、コンテナ植木の部は38点、その他の部は22点でした。審査は、生育の良否、樹形の良否、病害虫の有無、商品性を基準に100点満点で採点され、その合計点(品毎に最高点、最低点を除く)の順に褒賞が行われました。
今作は夏期が記録的な猛暑となり、管理の難しい条件下での栽培となりましたが、生産者の努力により、出品物はいずれも順調な生育を示し、高い技術力を伺わせる品が多く、採点に苦労する場面が見られました。
その中で、第1席(三重県知事賞)は、伊藤敏行氏(三重植木組合)の「中国サツキ」となりました。本品は生育が良好で、病害虫の発生が無く、出品物の揃いが抜群の逸品でした。この品種は生育が遅く、メンテナンスフリーであることから、商品性の面でも高く評価されたようです。
第2席(三重県議会議長賞)は樋口登氏(三重植木組合)のラカンマキで、樹齢40年の仕立てものでした。枝先まで手入れが行き届き、また、樹齢の割に樹高が抑えられていることから、多くの場面で活用できる品でした。
その他の上位入賞品は、サツキ、ツツジ類の玉仕立て、カラーリーフ等のコンテナ植木類が目立ちました。いずれも、高い観賞価値を有し、生産者の技術・熱意が伝わる品でした。